NHK『鶴瓶の家族に乾杯』 放送内容とロケ場所の情報!(平成30年度 4~6月放送分)

各回の放送内容(あらすじ)と、ロケ場所となったお店の名前や取り上げられた名物・特産品の情報を集めてみました。

※ これ以前の放送内容は、放送回毎の放送内容(個別ページ)をご覧ください。
※ 今後の放送予定や、収録地・出演者(ゲスト)、再放送の予定などは、「放送予定のロケ地とゲスト情報!」のページをご覧ください。

 平成30年6月25日放送 今井美樹がふるさと宮崎へ!国富町ぶっつけ本番旅

旅のゲストは、歌手で女優の今井美樹(いまい みき)さん。宮崎県高鍋町出身の55歳。地元の高校を卒業後、スチュワーデスを目指して上京。20歳の頃にモデルとしてデビューし、翌年には女優業もスタート。23歳で「黄昏のモノローグ」で歌手デビュー。1996年リリースの「PRIDE」が大ヒットし、2006年と2015年のNHK紅白歌合戦に出場します。1999年にロックミュージシャンの布袋寅泰氏と結婚。2012年には家族でイギリスに移住し、現在はロンドンを拠点に夫婦で音楽活動を行っています。また、先日亡くなったスタジオジブリの高畑勲監督が手掛けた、1991年公開のアニメ映画「おもひでぽろぽろ」の主人公”岡島タエ子”の声を担当したのが、今井美樹さんでした。

今井美樹さんが「家族に乾杯」に出演するのは、今回が初めて。6月9日(土)公開の映画、「終わった人」(原作:内館牧子、主演:舘ひろし・黒木瞳)の主題歌「あなたはあなたのままでいい」は、布袋寅泰さんが作詞・作曲し、今井美樹が歌っています。この主題歌も収められた、今井さんの20枚目のニューアルバム「Sky」が、6月6日に発売されたばかり。今井さんは、アルバムのリリースに合わせて、久しぶりに日本に帰国中です。

旅の舞台は、宮崎県の中央部にある国富町(くにとみちょう)。宮崎市の北西部に隣接し、今井さんの出身地で海沿いの高鍋町からは南西に30キロほどの内陸部にあります。今井さんは、地元宮崎の郷土料理「冷や汁」が大好きで、ロンドンに帰るときに必ず取り寄せるお気に入りの『冷や汁の素』があるそうです。パッケージの裏を見て、その工場が国富町にあることを知った今井さん、直接工場に注文の電話をしたところ、電話に出た受付の女性がとても話し好きで、30分も世間話しをしてしまった思い出から、ぜひその人にも会ってみたいと、国富町を旅先に選んだそうです(笑)。


ロケが行われたのは、平成30年5月18日(金)。国富町の竹田地区、「国富町森永農村広場」で鶴瓶さんと待ち合わせた今井さん。暑い日差しを避けて東屋に入り涼んでいると、公園でグランドゴルフを楽しんでいた年配の男性から、『高鍋の?』と声を掛けられます。『そうです、今井美樹と申します』と挨拶を返した今井さんですが、男性は、周りのゴルフ仲間に『高鍋の、高鍋の』と触れ回ります(汗)。男性陣には、『高鍋(出身)の』で通じるものの、女性からは『名前を言わんと』と叱られてしまいます(笑)。鶴瓶さんも到着し、グランドゴルフを楽しんでいた大勢の方々に歓待された二人は、グランドゴルフを体験させてもらうことに。スタートマットから20mほど先に置いてもらったホールポストに向けて、先にティーショットした鶴瓶さん、みごとホールインワンを達成し大喜び。惜しくも手前で止まってしまった今井さんは、鶴瓶さんのはしゃぎぶりを横目に、『悔しい』と(笑)。しかし、ティーショットを打つ今井さんのお姿、相変わらずおキレイで、スタイルが抜群です!。

今井さんから、『宮崎の郷土料理の冷や汁が大好きで』と聞かされた鶴瓶さん、集まってくれた女性陣に、それぞれの家庭の冷や汁について教えてもらうことに。すると、『自家製のピーナッツとゴマ、内臓を取って煎った煮干しを味噌ですって・・』と教えてくれた長友さんから、『今からどちらへ行かれます?、我が家の冷凍してある・・・』とのご提案が(笑)。てっきり食べさせて貰えると思った鶴瓶さんと今井さんですが、『家は恥ずかしくて』と。すると今度は、別の長友さんから、『(材料を)持って来て(我が家で)作ろうか』との有り難いお言葉。今井さんは、最初の長友さんのお宅に伺い、準備の手伝いをすることに。まず、長友さんの畑で、キュウリとミョウガ、シソ、長ネギ等を収穫し、今井さんはお宅に伺いお手伝い。一方の鶴瓶さんは、長友さんの家の前で待っていると、近所の長友さんらが井戸端会議をしているのを見つけ、声を掛けます。この辺りは、ほとんどの家が長友さんとのこと(笑)。嫁いだ娘の緒方さんから、実家の父が病気で会ってやって下さいと頼まれ、裏の長友さんのお宅に伺うことに。点滴が済んだばかりと、パジャマ姿で居間の座椅子にもたれ掛っていたお父さんの傍らにあったのは、日本酒の一升瓶!。4か月ほど前には、医者から余命3か月と言われたそうですが、在宅治療を決めて家に帰ってきたら、ここまで元気に回復したそうです。そこで鶴瓶さん、先の長友さんがスタッフ全員に振る舞ってくれた手作りのゴーヤジュースを頂くより先に、命の水(日本酒)を少々ご相伴(笑)。

ここでスタジオから、国富町の名産品をビデオ紹介。今井さんのヒット曲と、意外な共通点があるそうです!?。
 まず最初は、「白玉まんじゅう」。もちもちとした柔らかな食感と、ほどよい甘さが人気です。150年ほど前から町で盛んにつくられるようになり、現在4つの店がそれぞれに”誇り”を持って、味を守っています。誇りと言えば、まさに「PRIDE」(笑)。
 続いての名産は、「せんぎり大根」。大根を千切りにして天日乾燥したもので、切り干し大根とも呼ばれます。大根を干す棚が並ぶ様子は、国富町の冬の風物詩になっています。『この大根の小さな”かけら”が、この町の”希望”じゃっちゃわ』と話す女性。これはまさに、「PIECE OF MY WISH」(汗)。

冷や汁のレシピ長友さんの作った冷や汁の素と収穫した野菜を持って、もう一人の長友さんのお宅に伺った鶴瓶さんと今井さん、急いで炊いてもらった熱々のご飯の上に、氷の入った冷たい冷や汁をたっぷりと掛けて頂くと、『めっちゃうまい!』と鶴瓶さん。ここでスタジオから、長友家特製の冷や汁の作り方をご紹介。BGMは、チャンチャラ・チャラチャラ、チャンチャンチャ~ンと、お馴染み「きょうの料理」のテーマ曲(笑)。まず、野菜を切ります。欠かせないのは、キュウリとミョウガ。ピーナッツ、煮干し、ゴマを擂鉢に入れて、よく擂ってから味噌と混ぜ合わせたら、擂鉢の内側に広げるようにすり付けてから、ガスコンロの上に逆さに擂鉢を被せ、炙って香ばしさを出します。味噌の芳ばしい香りが出て、魚の臭みも無くなるそうです。そこに、水、切っておいた野菜、崩した豆腐を入れたら、完成!。

ここで鶴瓶さんと今井さんは別れ、一人旅に。

宮崎県国富町・向栄食品工業「ひや汁の素」今井さんは、ロンドンに帰るときに取り寄せるお気に入りの「冷や汁の素」を生産している、「向栄食品」を訪ねることに。初めての取材交渉で緊張する今井さんですが、応対してくれた社長の息子さんで、専務の岩切さんも、突然の地元出身の大スターの訪問に、今井さん以上に緊張しますって(笑)。とは言え、残念ながら昨年退社してしまった話し好きの受付の女性の思い出話しで、二人の緊張もほぐれました。元々ひょうきんそうな岩切さん、今井さんが向栄食品の冷や汁の素を大量買いしてロンドンに持って帰りたいと話すと、『2千個くらいまでだったら在庫があります。いよいよ当社も、世界進出の時代がやってきましたね』と(笑)。今井さんを見送る途中、たまたま停めてあった自分の愛車の横を通った岩切さん、何か気づいたように、『一曲いかがですか?』と言って、車のトランクからギターを取り出します(汗)。『わたしはーいま~』とPRIDEを歌うのかと思いきや岩切さん、実は歌えないそうで、代わりに国富町名物「漬物の歌」を一曲!。すると、『つけもの つけものー、つけもーのーをたべーると~』と、どっかで聞いたような曲と詩・・・、「おさかな天国」の丸パクリです(笑)。しかし歌声は、プロの今井さんも手を叩いて褒めるほど上手で、とてもビックリ!。

一方の鶴瓶さんは、あてもなく町内を車で巡っていると、立派な「鯉のぼり」が上がっているお宅を見つけ、訪ねてみることに。禁断のピンポンを押して出会いを求めた鶴瓶さんでしたが、出てきてくれた山元さんの奥さんは、ちょうど出掛けるところで、お付き合い頂けませんでした(汗)。庭のベンチで休ませてもらう鶴瓶さんですが、すると隣の自動車工場の窓から、たまたま修理に来ていた落合さんが、声を掛けてくれました。表に回り、「スワ自動車整備工場」のご主人、諏訪さんご夫婦に話を聞くと、うちよりも落合さんの家を訪ねた方がいいと勧められます。タバコ農家の落合さんの娘さんは、とても可愛くて、テレビのCMにも出るタレントさんだとか!?。興味津々の鶴瓶さん、その娘さんに会いたいと、落合さん家のサトイモ畑を訪れます。そこで出会ったのは、農家を継いでくれた次女の落合鮎美さん。農林水産省が、女性農業者の能力を社会に活かすため、新規参入の若手女性の就農者を増加させることを目的として2013年にスタートさせた「農業女子プロジェクト」のメンバーに選ばれ、地元宮崎の日産DAYZのTVCMに出演したそうです。すると鶴瓶さん、お母さんもきれいよと、『お母さんには”農業女子”の声が掛からなかったの?』と尋ねると、『”農業ばばぁ”やろ、私は』と(笑)。実は長女は、次女以上のタレントぶりで、モノマネやそっくりさんの番組に出まくっているそうです。農家に婿入りしたという、鮎美さんの夫にも興味を持った鶴瓶さん、一人で薬かけ(消毒)作業をしているという、タバコ畑を訪ねることに。夫の直人さんと会った鶴瓶さん、その顔を見るなり、『歯とか目とか、系統がオレと一緒やね』と。それを聞いた直人さん、その後その言葉が頭から離れず、『俺は将来、鶴瓶さんみたいになるんだな~』と、思い悩んでいるそうです(笑)。

ここでちょっと一息、宮崎県国富町の「家族に一杯」の時間です。
川ヤスうどん 今日お邪魔したのは、町の中心部にある、「川ヤス」さん。皆さんが注文しているのは、この店の名物、「川ヤスうどん」。上に載っている天ぷらは、サバの天ぷらだそうです。お客さんによると、ダシが染みたサバが抜群に美味いそうです。しかし、なぜサバの天ぷらになったのかは、嫁いできた時からサバだったと話す若女将に聞いても定かではなく、たぶん手頃だったからでしょうとのこと。懐かしい、小ぶりの蓋付きのアルマイト鍋に入った川ヤスうどん、最初から2杯頼む常連さんもいるそうです(笑)。ちなみに、今日の家族に一杯のコーナーのBGMは、「Il Faut Savoir」(シャルル・アズナヴール)でした。

岩切さんから、着物の生地でアロハシャツを作っている人が居ると教えられた今井さん、岩切さんに案内してもらい、その人を訪ねることに。「着物アロハ日向扇屋」の藤本さんは、30年ほど前に大阪からお母さんの地元宮崎に越してきて、お母さんと一緒に亡くなったお父さんの縫製の仕事を引き継いだそうです。最初は背広などを作っていたそうですが、15年程前から着物アロハを作るようになったとか。お客さんからの注文で、その人のお母さんの着物からアロハを作る工程を見学させてもらった今井さん、40分ほどで縫い上がったそうです。後日、今井さんからか、鶴瓶さんに着物アロハがプレゼントされたようで、鶴瓶さんのインスタグラムにその写真がアップされていますよ!。ところで藤本さん、職人の傍ら、独学で落語を学んでいて、「八町坂雅縫(がほう)」という高座名を持っているそうです(驚)。

鶴瓶さんは、鮎美さんに紹介され、向かいの畑のハウスで菊を栽培しているという、井前さんを訪ねることに。井前さんの家も、元はタバコ農家だったそうですが、朝早くから深夜まで畑に出て、家族と一緒に食事も出来ない両親を見て育ち、もっと違う農業がしたいと、菊の栽培を始めたそうです。今は、奥さんが台所で料理を作っている音を聞きながら、お風呂に入るのが一番の幸せと語ってくれました(泣)。

藤本さんから、『いま、抱いたプードルと同じ顔をしていたのが母です』と紹介された今井さん(笑)。お母さんから、藤本さんが家業を継いでくれた経緯などの話を聞き、工場を後にしようと表に出ると、ちょうど今夜のライブに出演するため、東京から来ていたミュージシャンの一行と出会います。毎年秋に国富町で開催されている「ホッケストック ミュージックフェスティバル」で知り合ったミュージシャン仲間が、法華嶽(ほけだけ)公園にあるカフェ「法華嶽八町坂」で、月に何回か定期的にライブをするようになり、それが今夜開催されるそうです。そして、出演者の衣装は、着物アロハ!。

次に鶴瓶さんが見つけたのは、畑の真ん中で泳ぐ、とても大きな鯉のぼり。近くのビニールハウスを覗くと、立派なマンゴーがたわわに実っていますが、人の姿は見当たりません。近所の人に自宅を教わり訪ねてみますが、生憎と留守の様子。鶴瓶さんが再び歩き出すと、またも大きな鯉のぼりが泳ぐお宅を発見します。3人の孫がいる、鶴瓶さんと同級生という井戸川さんご夫婦に話を聞いていると、月日の過ぎるのが早くなったという話から、死を考える齢になったと、家族に乾杯らしからぬ方向に話が向かってしまいます(汗)。再びマンゴーハウスを訪ねることにした鶴瓶さん、さっきは無かった車が停まっていて、ハウス内で作業していた日高さんの奥さんと出会うことができました。ご主人は近くの田んぼにいると聞き、一緒に訪ねてみることに。孫のために上げているという鯉のぼり、ご主人は齢相応の方でしたが、奥さんはとても孫がいるような齢に見えないと鶴瓶さん。不思議に思い、幾つで結婚したのかと尋ねると、なんと『17歳と27歳とで』だそうです(驚)。福岡で知り合い、宮崎県国富町の農家に嫁いだ17歳って、どんな子だったんでしょうね?(笑)。

ウドゥ・ドラム

ライブ会場が気になった今井さん、ミュージシャンの方々に付いて、ホッケストックの会場となる「法華嶽公園」と、今夜のライブが開催される「ほけだけパークハウス」を訪ねます。この施設では、「神原邑どぶろく特区」の指定を受けて、どぶろくを作っているそうで、そのどぶろくと、手作りの豆腐を頂きながら、ライブを見学できるようです(笑)。テラスに出ると、涼しい風が吹いてきて、『ここでギターとパーカッションなんて、絶対気持ちいいよな~って思いながら、チューニングの様子を見ていました』と今井さん、何かとても歌いたそうでした!(笑)。

再放送は、6月29日(金)午前1時15分~午前2時30分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。

 


番組内で紹介された 国富町の名物など

 平成30年6月11日放送 長瀬智也と福井県越前市ぶっつけ本番旅

旅のゲストは、いま何かと話題のTOKIOのメンバーで俳優の長瀬智也(ながせ ともや)さん。神奈川県出身の39歳。1994年に、TOKIOに15歳の最年少でメンバー入りし、ボーカリストとして「LOVE YOU ONLY」でCDデビュー。TOKIOでは、ボーカルの他にギターやブルースハープも演奏し、作詞や作曲等も手掛けています。8歳も年上で温厚そうなリーダーの城島さんとは反対に、ジャニーズではめずらしく強面でワイルドなスタイルが魅力で、ドラマや映画にも多数出演していますが、NHKの番組に出演するのは久しぶりのようです。

長瀬さんが「家族に乾杯」に出演するのは、今回が初めて。長瀬さんと鶴瓶さんは、2005年のTBSドラマ『タイガー&ドラゴン』で、鶴瓶さんがヤクザの組長役で共演しているんですね(笑)。「家族に乾杯」には、TOKIOのメンバーでは過去に一度だけ、2010年5月放送の千葉県市原市への旅で、リーダーの城島茂さんが出演しています。今回、長瀬さんが旅先に選んだ場所は、福井県越前市(えちぜんし)。福井市からは南に20kmほど、一昨年に藤井フミヤさんが旅した鯖江市を挟んで、すぐ南側に位置しています。2005年に、旧・武生市(たけふし)と旧・今立町(いまだてちょう)が合併し誕生しました。奈良時代に越前国の国府が置かれ、越前和紙や越前打刃物、越前タンスなどの伝統産業も有名です。鶴瓶さんと長瀬さんは、駅前商店街や、「越前和紙の里」などで目撃されていますよ。

実は、TOKIOが出演する日本テレビの人気バラエティ番組『ザ!鉄腕!DASH!!』では、越前市と以前から繋がりがあります。2009年10月放送の水鉄砲合戦の2回目の決戦地が、”天空の城”として知られる「越前大野城」(越前市の近く)でした。また、2015年7月放送の”DASHご当地PR課”では、城島リーダーと前メンバーの山口達也さんが越前市を訪れ、「越前和紙」の手すきに挑戦。さらにPRのため、和紙のパラシュートを作って、城島人形を上空4,000mからスカイダイブさせることにチャレンジ!(笑)。そんな思い出が、何か今回の旅先の選択に関係しているのでしょうか?(汗)。放送は、長瀬さん主演の映画「空飛ぶタイヤ」が公開(6/15)される直前の、6月11日(月)。テレビも映画も、お楽しみに!(笑)。


SOPHNET

ロケが行われたのは、平成30年5月13日(日)。江戸時代に栄えた商家の白壁の蔵を活かし、新たに観光名所として整備された「蔵の辻」で待ち合わせた、鶴瓶さんと長瀬智也さん。なぜか家族に乾杯のロケ日は、雨がよく降ります(汗)。この日も生憎の雨で、雨宿りしながら挨拶を交わしていると、二人は孫を連れた地元の飛坂さんと出会います。孫とボルガライスを食べに近くの食堂に来たら、まだ開店前だと断られ、店が開くのを待っているんだそうです。二人ともボルガライスは初耳でしたが、ちょうどお腹が空いていた長瀬さん、大好きなオムライスの上に、これまた大好きなカツが載った”最強コンビ”の料理と知り、食べたくて仕方がありません(笑)。

ボルガライスちょうど11時半の開店時間になったので、二人は飛坂さんと一緒に「ヨコガワ分店」に行き、ボルガライスを頂くことに。「ボルガライス」とは、武生地区で30年以上前から食べられてきた人気のご当地グルメですが、その発祥や名前の由来は諸説あり不明です。ヨコガワ分店の奥さんに話を聞くと、ボルガライスは7年ほど前までは3軒の店でしか出していませんでしたが、市役所の職員の方が「日本ボルガラー協会」を立ち上げて、地元グルメとして普及活動に取り組んでくれたおかげで、今では15~16の店舗で、それぞれ工夫したボルガライスが食べられるそうです。

ここでスタジオから、越前市の魅力をビデオ紹介。紹介してくれるのは、ボルガラー協会を立ち上げたこの方、会長の”ボルガチョフ”さんです(笑)。
直虎の菊人形 まずは、「コウノトリ」。コウノトリの里・白山地区では、昭和45年に嘴が折れたコウノトリが飛来したことをきっかけに、地域ぐるみで保護活動に取り組んできました。そして今年5月、初めて卵からヒナが誕生し、再びコウノトリに熱い注目が集まっています!。
 続いては、越前市民が熱くなるイベント、昭和27年から続く「たけふ菊人形」。約2万株の菊と、その年の大河ドラマをなぞらえた菊人形がずらり!。今年の開催期間は、2018年9月28日(金)~11月4日(日)です。西郷どんの面々を模した菊人形が展示されますよ!(笑)。

食事を終えた鶴瓶さんと長瀬さん、京町のアーケード商店街をぶらぶら歩いていると、上方落語会のポスターが目に留まり、そのポスターが貼られていた雑貨屋「ヤマモト5」を訪ねてみます。すると、二人が風情あると関心していたアーケードですが、どの商店も後継者が無く、次の代に負の遺産を残さないために、来月には取り壊しが始まるそうです(汗)。6月15日公開の映画「空飛ぶタイヤ」では、大企業の不正に立ち向かう運送会社の社長を演じる長瀬さん。役柄と同じく、同じような年代の中小企業の社長さんや、家業を継いだ人に会って話を聞きたいと、商店街の皆さんに相談すると、この辺りは伝統的な地場産業の中小企業が沢山あり、刃物や和紙、タンスなどの職人さんも多くいるそうです。そこで、まずはタンスが見たいと鶴瓶さん、山本さんのご主人に案内してもらうことに。途中、「メガネの沢田」を見かけた鶴瓶さん、『ちょっと待って、前に斉藤さんと一緒に俺、この辺来たよ』と。そこで、店を訪ね、奥さんに確認してみますが、どうやら以前旅した、隣の鯖江市のメガネ屋さんと勘違いしている様子(汗)。

二人が山本さんに案内してもらったのは、「タンス町通り」。およそ200mの間に、タンスなどの家具を製造・販売する店が集まっています。その内の一軒、山本さんの知り合いという、「三崎タンス」を訪ねた二人は、亡くなった先代や現社長の息子さんが制作した箪笥を拝見しますが、生憎と社長は不在。通りに出た鶴瓶さんは、こちらをじぃっと見ている、お腹の大きな女性が気になり、声を掛けます。来月出産予定だそうですが、生まれるまでは美容室で働くそうです(汗)。彼女が働く近所の「TOSHI HAIR」(トシ美容室)を訪ねてみると、先生と呼ばれる店のご主人は、なんと彼女のお母さんのトシさん。スタッフで働いている女性は、トシさんの3人の娘さんだそうです(笑)。

ここで鶴瓶さんと長瀬さんは別れ、それぞれ一人旅に。

美容室にいたお客さんから、野木御菓子屋に若社長がいると教えられた長瀬さんは、近所の子供たちに案内してもらい、「御菓子司 野木」を訪ねることに。奥さんに話を聞いた長瀬さん、社長に会いたいと相談すると、若社長は御菓子の製造が朝までかかり奥で休んでいた所でしたが、急いで店に出て来てくれました。映画関係の仕事がしたかったというご主人ですが、22歳の時には家業を継いで、既に30年ほど社長業をしているそうです。

一方の鶴瓶さんは、多くの呉服屋さんが目につき、その内の一軒、「奥野呉服店」を訪ねてみます。この辺りは、古くからの呉服町だそうですが、今ではその店もだいぶ減ってしまったそうです。店の玄関に飾られていた、着物を着た昔ながらの和風美人のマネキンが大そう気に入った鶴瓶さん、名前は無いと聞き、『フジコさんでしょうね、これ』と(笑)。

次に長瀬さんは、刃物の職人さんに会いたいと、池ノ上工業団地へとやってきました。右も左も、地場産業である刃物製造工房が建ち並んでいます。長瀬さんは、その内の一軒、「高村刃物」を訪ねます。応対してくれたのは、こちらも53歳と若い3代目社長さん。弟さん2人と、3人兄弟で家業を継いでいるそうです。ショールームを見せてもらうと、落合務さんや山田宏巳さんなど日本を代表するシェフをはじめ、一昨年と昨年のボキューズ・ドールの優勝者は、高村刃物の包丁を使ってくれているそうです(驚)。包丁の試し切りをさせてもらう長瀬さん、しなりを活かして削ぎ切りすると、透けるような薄さに人参が切れてビックリです。次に工場を見学させてもらうと、見たこともない機械がたくさん並んでいます。真っ赤に焼いたステンレスを打つ機械は、ベルトハンマー。高さを調整するために、人は穴の中に入って作業をするので、さらに暑さが増しそうです(汗)。高村刃物は、福井で最初にステンレスの包丁を手掛けた工場だそうですが、当時はまだ、ステンレスは切れない包丁の代名詞だった時代。しかし、ステンレスでなければ明日は無いと、技術を磨き、今日のような製品が作られるようになったんだそうです。次の見せてもらったは、刃物を研ぐ砥石。砥石といっても、タイヤの様に大きな円形で、それを機械で回して刃物を研ぎます。長瀬さんが体験させてもらったのは、その砥石を叩く作業。研ぐ前に、斧の様な道具で砥石を叩いて、砥石に溝を入れます。すると、少しの小斑(こむら)が出て、表面積が大きくなり、砥石の新しい面が出ることで、よく切れる刃物が研げるそうです。この下準備の作業、実は『たたき3年』と言われており、まともに叩けるようになるまでに3年はかかるそうです(汗)。

一方の鶴瓶さんも、越前刃物を見学しに、「タケフナイフビレッジ」へとやってきました。ナイフビレッジは11社の打刃物の共同工房で、打刃物づくりの体験や見学ができます。共同ショップでは、各工房で作られた包丁などが販売されています。鶴瓶さんがたまたま出会ったのは、共同工房で働く刃物職人の加茂さん。加茂さんに工房を案内してもらった鶴瓶さん、赤めた鉄をベルトハンマーで打つ作業を体験させて貰いますが、あっという間に変形させてしまい、慌てて職人の加藤さんに直してもらう始末(笑)。


ここでちょっと一息、福井県越前市の「家族に一杯」の時間です。
たけふ駅前中華そば やって来たのは、武生駅前。ここから歩いて20分ほど、自転車なら6-7分(笑)の武生中央公園の脇にあるのが、”うどん”と書かれた暖簾がかかった「越前めん処 江戸屋」。うどん屋かと思いきや、この店で頂く本日の一杯は、「たけふ駅前中華そば」。中華そばは、越前おろしそばボルガライスと並ぶ、越前市の”三大グルメ”のひとつ。特に武生駅の周辺には、昔から中華そばを出すお店が多く集まり、味を競い合っているそうです。有志が定めた、”たけふ駅前中華そばの定義”によると、『JR武生駅からチャリンコで11分以内で行ける距離にある』ことが、必須要件なんだとか(笑)。”ラーメン”ではなく、昔ながらの”中華そば”と呼ばれ続ける変わらない味の決め手は、透き通ったスープ。最後の一滴まで、美味しく飲み干せます。ちなみに、今日の家族に一杯のコーナーのBGMは、「What Do I Know?」(エド・シーラン)でした。

鶴瓶さんがナイフビレッジで、大阪から体験教室に来て包丁を作ったという若者二人に話しを聞いていると、そこに現れたのは、斉藤さんご夫婦。実は、このメガネの行商をしている斉藤さん、2016年9月放送の福井県鯖江市の旅で、鶴瓶さんが出会って以来、友達付き合いをしている方です。今日は鯖江つつじマラソンに出場し、雨の中を走って疲れて休んでいたら、武生に長瀬さんがいると聞き、急いで探しに来てみたら、偶然にも鶴瓶さんを見つけたそうです(笑)。

そこで鶴瓶さん、次は越前和紙を見に行きたいと、斉藤さんに案内してもらい、「越前和紙の里」を訪ねることに。紙漉き家屋「卯立の工芸館」で、職人さんによる和紙作りの工程を見学した鶴瓶さん。そこで紹介されたのは、斉藤さんと一緒に来ていた奥さんのお姉さんの友人で、4年前にアメリカから越前手すき和紙を学びに来日したというニコラスさん。鶴瓶さんは、彼の作品が飾られているという、「記憶の家」を訪ねることに。記憶の家は、長田製紙所が所有していた古民家を昨年アート展示場として開放したギャラリーで、リラックスの部屋には、ニコラスさんの和紙を使ったアート作品が飾られています。なんと座布団も、和紙で出来ているそうです(驚)。まだ日本語はたどたどしいニコラスさんですが、県立大学で日本の伝統工芸の授業を受け持っていて、英語で日本の生徒に教えているそうです。

長瀬さんは、高村さん兄弟に、刃物職人になった経緯などの話を聞きます。父親の背中を見ながら育ったというご兄弟、先代のお父さんは、特に3人の息子には厳しかったそうです。作業途中の包丁を見せに行っても、見てもくれなかったとか。『自分で満足する物が出来たら見せになんか来ない、中途半端な物だから勘弁してもらいたくて見せに来るんだ』と言われたそうです。『カッコイ~ィ おやじさん』と感心する長瀬さんですが、今も工場に来るというお父さんの写真を見せてもらうと、とっても優しそうな笑顔の方でした(笑)。工場で働いている皆さんの集合写真を拝見した長瀬さん、まるでバンドのCDジャケットみたいと、そのカッコよさに関心します。すると、なんと長兄の光一さん、社長業を継ぐまでは、趣味でハードロックバンド「DEETH BREED」のボーカルをしていたんだそうです。当時は結構な人気バンドで、レコード会社からCDを出して欲しいと言われたり、東京から追っかけのファンが付いたこともあるとか(驚)。『やっぱ メタルなんっすね! カッコイイなぁ~』と長瀬さん、『メタル(金属)をバンバン叩いている男がメタル(音楽)やったら、絶対カッコいいにきまってるじゃないっすか!』と感心しきり(笑)。

高村さん兄弟から、越前おろしそばを食べに誘われた長瀬さん。喜んで付いていくと、案内されたのは近所の「御清水庵」(おしょうずあん)。実はこのお蕎麦屋さん、2軒隣の電気屋のご主人が、蕎麦打ちを習って祭りで振る舞ったところ、とても好評で、皆からこの場所で蕎麦屋を開いてくれと懇願され、20年前に開いた店だそうです。長瀬さんが教わったおろしそばの食べ方は、「越前スタイル」。大振りの越前鉢に盛られた、冷たい太めの蕎麦の上に、まずは薬味をのせ、その上から大根おろしの搾り汁でのばしたツユをかけて、よく混ぜてから頂きます。結構大根おろしの辛みが効いていて、先にボルガライスを頂いた長瀬さんですが、大盛りの蕎麦もペロリと美味しく頂きました(笑)。

御清水庵で、若社長ご夫婦に店のことや家族の話を聞いた長瀬さんは、また高村さん兄弟に誘われて、行きつけのライブハウスを訪ねることに。実はこのお店、「ソバーズ(sobar’s)」というお蕎麦屋さんで、2階が手作りのライブハウスになっています。ご主人は、高村さんとは小学校からの同級生で、夜な夜な同年代のアラフィフが、『家に帰りたくない』と、ここで憂さを晴らしているそうです(笑)。

 

再放送は、6月22日(金)午前2時05分~午前3時20分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。

 


番組内で紹介された 越前市の名物など

 平成30年6月4日放送 癒やしの北海道SP!吉岡里帆と新冠町でぶっつけ本番旅

旅のゲストは、女優でグラビアタレントの吉岡里帆(よしおか りほ)さん。京都府京都市出身の25歳。京都の太秦で生まれ、映像会社を経営するカメラマンの父や母・祖母の影響を受けて、演劇の道を目指し、京都の大学に通いながら東京の演劇養成所に通い、20歳から女優業をスタート。2015年下半期のNHK朝の連続テレビ小説「あさが来た」では、ヒロイン・あさ(波瑠さん)の娘の親友で、丸メガネがトレードマークの「のぶちゃん」こと”田村宜”役を演じました。2017年には、TBSドラマ『カルテット』で元地下アイドルの”来杉有朱”役を好演し、その演技力が広く認められ一気にブレイク。そして年末の紅白歌合戦では、加藤一二三九段や、高橋一生さん、鈴木亮平さん、宮本信子さん、作家の林真理子さん、プロボクサーの村田諒太さん、体操の村上茉愛さんらと一緒に、ゲスト審査員にも選ばれました。

吉岡さんが「家族に乾杯」に登場するのは、今回が初めて。旅の舞台は、北海道の南部にある、新冠町(にいかっぷちょう)。千歳空港からは車で約1時間ほど、北海道南端の襟裳岬に向かう中間くらいに位置し、町の8割は森林ですが、太平洋にも面しています。夏は涼しく冬は雪が少ないため、牧場が沢山あり、日本有数の競走馬の生産地として知られています。近年は、レコードと音楽による町おこしにも取り組んでいて、平成9年にオープンした「レ・コード館」には、100万枚を超えるレコードが所蔵されているそうです。今回の旅の目的は定かでありませんが、吉岡さんのブログを見ると、『ホタテ、鮪、海老、烏賊、ヒラメ、もずく、たこ、カワハ、鯛、鱈、赤貝、大好き!』と、念願の北海道への旅行記が綴られています(2015年7月)。そんな思い出からの、旅先のチョイスでしょうか?(汗)。鶴瓶さんは、2005年に阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)を制したテイエムプリキュアなどを輩出した「タニグチ牧場」を訪れたようで、さっそく鶴瓶さんのインスタグラムに、楽しそうな写真が掲載されています!(笑)。


ロケが行われたのは、平成30年5月9日(水)。新冠町の節婦地区の海岸で待ち合わせた、鶴瓶さんと吉岡里帆さん。この日の最高気温は6度、『5月よ、めっちゃ寒いやん』と愚痴をこぼす、毛がないため人一倍寒さが身にしみる鶴瓶さんでした(笑)。海が大好きと話す吉岡さんは、漁師さんの暮らしぶりを見たり、せっかくの北海道なので、牧場で馬や牛と触れ合いたいと、旅の目的を語ってくれました。

鶴瓶さんと吉岡さんが、海辺近くの住宅地を歩いていると、庭に繋がれた犬にメッチャ吠えられます。犬の近くの塀には、『犬かじる シャコの横 通るべし』と大きな字で書かれた看板が・・・(汗)。でも幸い、その犬の鳴き声を聞きつけて、渡辺さん家の奥さんが表に出てきてくれました。家の人は大丈夫ですが、何人もこの犬にかじられた犠牲者がいるそうです(笑)。鶴瓶さんの声を聞きつけ、ご家族も表に出てきてくれて、玄関先で立ち話をしますが、やっとのことで寒いからと家の中に入れて貰えることになり、ホッとする鶴瓶さんでした。渡辺さんのご主人と無精ひげの息子さんは、漁師さん。今日は海が荒れて漁に出られませんでしたが、今の時期はホッキガイの漁をしているそうです。家に一個だけ残っていた「少少」のホッキガイを、剥いて刺身にして食べさせて貰えることに。獲ったホッキガイは、大中小・少少と選別されるそうですが、少少サイズでも十分大きく、甘くてとても美味しいとのこと。

ここでスタジオから、吉岡さんに似ていることが多いという、新冠町の魅力をビデオ紹介(笑)。
 吉岡里帆さんの魅力について新冠町の住民に訊ねると、まずは『ひたむきなところ』との答えが。新冠で”ひたむき”と言えば、ゴール目指してひたむきに走る「サラブレッド」。新冠町は、数多くの名馬が生まれたサラブレッドの名産地です。伝説の怪物・ハイセイコー、アイドルホース・オグリキャップ、3冠馬・ナリタブライアンも、新冠町で生まれました。町内には、そうした名馬たちのお墓もあります。

正しくは、オグリキャップが生まれたのは新冠町の隣町、新ひだか町(旧・三石町)にある稲葉牧場のはずです(汗)。ウィキペディアによると、オグリキャップは1985年3月に稲葉牧場で生まれ、1年半で岐阜県に移され、美山育成牧場で馴致を受けてから笠松競馬場でデビュー。通算成績32戦22勝(うちGI 4勝)を記録し、1991年1月に引退。そして引退後は、新冠町の優駿スタリオンステーションで種牡馬となります。種馬引退後も、功労馬として引き続き優駿スタリオンステーションで繋養されていましたが、2010年7月に転倒により脚を複雑骨折し、25歳にして安楽死の処置が執られました。

女性の町民は、『吉岡さんはミステリアスな感じ』と。新冠で”ミステリアス”なものと言えば、「ディマシオ美術館」。フランスの幻想絵画の鬼才と呼ばれるジェラール・ディマシオの絵が展示されています。中でも目を惹くのが、縦9m×横27mと巨大な油彩画、世界最大だそうです(驚)。
 年配の男性が、『吉岡さんの笑顔は癒やされるので孫に欲しい』と話すと、隣にいた男性は『孫に持つより嫁にもらった方が得』と(笑)。新冠で”癒やされる”と言えば、「新冠温泉」。大自然に囲まれた露天風呂に入れば、癒されること間違いなし!。(ちなみに、「癒される」では?と気になったので調べてみたら、NHKでは「癒し」ではなく「癒やし」に表記を統一しているそうです。)


渡辺さんのお宅を後にした、鶴瓶さんと吉岡さん。寒い中、歩くのがよっぽどイヤだったらしく、次は、すぐ隣でリフォーム中の小林さんのお宅にお邪魔することに(笑)。68歳のご主人は、昨年まで清栄丸でタコ漁に出ていた漁師さん。今まで漁のことしか頭に無かったので、今は朝起きて何をしたらいいのか分からないと話すので、『ぜひ旅行には行った方がいいですよ』と、沖縄旅行を勧める吉岡さんでした(笑)。奥さんの作ったホッキ飯をよばれた鶴瓶さんと吉岡さん、『これ、めっちゃ美味しかった』そうです。

小林さん宅を後にした二人は、娘さんが友達と二人で経営しているという美容院「chichi」に行ってみようと車で移動していると、道沿いに咲く桜の木を見つけ、車を降りてみることに。5月上旬ですが、まだ桜が咲いている北海道。辺りには、馬がたくさん放された牧場が広がっています。そこは、数多くの競走馬を産している牧場が立ち並ぶ、「サラブレッド銀座」のまさに入口でした。「タニグチ牧場」の看板を見つけた二人は、訪ねてみることに。でも、先の渡辺さんのお宅で、今は馬がお産の時期に入っているので、カメラや照明を持った撮影クルーが、アポなしで馬に近づいてはダメと教えられていたので、まず二人だけで、そっと近づいてみることに。

タニグチ牧場の事務所で奥さんに会えた二人は、強引にお願いして、お宅にお邪魔させてもらうことに。この牧場では、競走馬の繁殖をしていて、生まれて約1年ほど育てた後、育成する牧場に移されたり、競りに掛けられて売られていくそうです。G1で優勝したテイエムプリキュアも、タニグチ牧場の産駒でしたが、牧場の家族は誰も優勝するなんて思っていなかったので、テレビを見ていてビックリするわ、ジャージ姿で家にいたら町長が訪ねてくるわで、大わらわになったとか(笑)。G1馬を産出するって、そのくらい凄いことなんですね!。二人は表に出て、引退後に戻ってきたテイエムプリキュアに会いに牧場に行ってみると、さすがに人気者らしく、自分を見に来ていると分かって、馬の方から近付いて来てくれます。しかし、二人が手に人参を持っていないと分かると、ボス馬の目を気にして、ソクサクと離れて行ってしまいます・・・。奥さんから人参を貰った鶴瓶さんと吉岡さん、G1馬に人参を食べさせることが出来て、大喜び!(笑)。なお、牧場の見学には、必ず事前にアポイントが必要です。ご注意ください(汗)。

ここで二人は別れ、一人旅に向かうことに。

吉岡さんは、車で市内を移動していると、学校の校庭で野球の練習をしている子供たちが目に留まり、「新冠中学校」を訪ねることに。吉岡さんドキドキの初取材交渉はすんなりOKを貰えたのですが、生憎と3年生は修学旅行中でいないそうです。新冠中の3年生の皆さん、里帆ちゃんに会えず、本当に残念でした(泣)。先生に案内され、吉岡さんが女子卓球部の練習している体育館を訪ねると、突然の出来事に、生徒達はしばし茫然(笑)。間もなくして、一人の生徒が『吉岡さん?』と尋ねるので、吉岡さんが『そう』と答えると、場は一変。『キャー!』『キャァー』と悲鳴なのか歓声なのか分からない絶叫が体育館中に巻き起こり、他の部の生徒達も続々と集まってきます(汗)。泣き出す子も多数・・・。そこで吉岡さん、皆で一緒に楽しめる事をしようと相談すると、野球部の生徒から『鬼ごっこしましょう』と提案が。そこで吉岡さん、生徒達を校庭に誘って、子供のころに遊んだ「手つなぎ鬼」をすることに。すると校内放送が流れ、『生徒の皆さんに連絡します、グラウンドで鬼ごっこをするので暖かい格好で来てください』と(笑)。大きな声で、丁寧に遊び方を説明する吉岡さん、生徒達もまとまって、一緒にグラウンドを走り回り、鬼ごっこを楽しみます。最後、この日学校にいた生徒68人全員が手を繋ぎ広がると、その人の輪はグランド一杯に広がりました。この出会いに感動した吉岡さん、番組に感謝して皆で一緒に番組タイトル『つるべ~の、かぞくに、かんぱい!』と叫んだ後、全員とハイタッチ!。番組的にも、プロデュース力が半端ない、吉岡さんでした(笑)。

一方の鶴瓶さんは、小林さんの娘さんが友人と二人でやっているという、ヘアサロン「ChiChi(チチ)」を訪ねることに。小林さんから、いい歳なのにまだ結婚しないと聞かされていた鶴瓶さん、店にいた年配女性のお客さんに、『おかあさん、小林にエエ男を紹介したって下さいよ』と相談すると、一緒に店をやっている友達も、『私にもです!』と。そこで、二人はテレビに向かって、花婿募集。『働いている男性であれば誰でもいいので!』とのことです(笑)。

ヘアサロンで、『レ・コード館に行けば、若かりし頃のレコードがあるかも?』と教えられた鶴瓶さん、無いだろうと思いつつも、試しに訪ねてみることに。「レ・コード館」には、全国から寄贈されたレコードが100万枚も収蔵されているそうです。受付で、『笑福亭鶴瓶と申します。僕のレコードがあるか、調べて貰えませんか?、無かったら帰りますけど・・・』と(笑)。すると、なんと、『1枚だけありました!』(驚)。そのレコードは、「上方落語古今十八番集」(桂春之助、桂小軽、桂サンQ、笑福亭鶴瓶)という古いLP盤で、アフロヘアをした若かりし鶴瓶さんが、「日和医者」という創作落語を語っています。鶴瓶さん曰く、『絶対出したくやつ』だそうです(汗)。しかし、受付の若い女性から、レ・コード館のために特別に作られた国内最大級のオールホーンスピーカーで聞くことができるからと勧められると、仕方なく大ホールの客席に一人座って、聞かせてもらうことに。「日和医者」は、鶴瓶さんが落語家になって直ぐ作った落語だそうで、レコードから流れてきた鶴瓶さんの声は、今のだみ声とは似ても似つかない、若々しい喋りでした(笑)。しばらく、照れくさそうに聞いていた鶴瓶さんですが、ついに昔しの自分の拙い落語を聞くに堪えかねず、ギブアップ!(笑)。

鶴瓶さんが、ホールを出て出会ったのは、可愛らしい小さな女の子、こころちゃん。撮影クルーを連れた鶴瓶さんを見て芸能人だと分かったのか、『サイン下さい』とか、収蔵されていた鶴瓶さんのレコードを見せられて、『すごいですね』と丁寧にあいさつしてくれますが、それ以上は鶴瓶さんにまったく関心が無い様子(汗)。鶴瓶さんはもっと絡みたかったようですが、こころちゃんは社交辞令の挨拶が済むと、図書館の端末に向かって、自分の本探し。ついに諦めた鶴瓶さん、『さようなら』と言って立ち去る後ろから、こころちゃんが掛けた言葉は、『お疲れ様でした!』(笑)。

吉岡さんは、女生徒らに次は何処に行ったらいいかと相談すると、道の駅の「ピーマンソフトクリーム」がオススメと教えて貰いました。長居してもと心配する吉岡さんですが、先生は、部活動の時間なのでまだ大丈夫と。すると各部の生徒達が、『我が部へ』と、てんやわんやの大騒ぎ。そこで吉岡さん、ちょっとずつ全部の部を回って、それぞれの練習を体験させてもらうことに(笑)。まず野球部では、部員全員と順番にキャッチボール。みんな優しくて、吉岡さんに投げる球は常にやさしく、吉岡さんには『うまい!』とか、『早い!、165キロ』とお世辞を言ってくれます。野球部は男子ばかりだと思っていたら、中に一人、野球少女の虹(なな)ちゃんがいてビックリ!。虹ちゃんからは、おじいちゃんとおばあちゃんが、道の駅にあるレストラン麒麟で働いているので、行って欲しいと頼まれます。次はサッカー部。一番上手いという青木くんのシュートを見習って、吉岡さんは皆より数歩前からシュート練習。キーパーの温情もあり、みごとゴールを決めることができました(笑)。青木くんの家は、牛を飼っている畜産農家だそうです。その後、卓球部、バレーボール部、吹奏楽部と、全部の部活動を体験させてもらい、楽しい一時を過ごした吉岡さんでした。

ここでちょっと一息、北海道新冠町の「家族に一杯」の時間です。
 やって来たのは、山間にあるホロシリ牧場。牛舎では、乳搾りの真っ最中!。まずは、自慢の牛乳を頂いてから、次は奥さん手作りのシチューを頂きます。本日の一杯は、「北海道の恵たっぷりなシチュー」。味の決め手は、やっぱり牛乳。味付けはシンプルに、塩、コショウだけ。牛乳本来の甘みが生きるそうです。野菜もすべて採れたて、北海道産の、アスパラやジャガイモ。遠くまで広がる大自然の中で頂くシチューや牛乳、本当に美味しそうです!(笑)。

次に、道の駅「サラブレッドロード新冠」を訪れた吉岡さん。中学生オススメの「ピーマンソフトクリーム」を頂くと、本当にピーマンの味がして、『とても不思議な味!』と(汗)。虹ちゃんから聞いた「レストラン樹林」は営業時間外でしたが、厨房にいたおばあちゃんと、店を手伝っている三男の息子さんに会うことができました。そこで吉岡さん、おばあちゃんに『残っているおかずとかありませんか?』と(笑)。すると、人気のワンコインメニューの「みそ豚丼」を作ってくれることに。営業の終わった食堂で、吉岡さんは豚丼を頂きながら、鶴瓶さんを見習って、おばあちゃんからご主人との馴初め話しなどを聞き出しました(笑)。20年もかぶっているという、おばあちゃんのコック帽はペシャンコ。学校から帰った虹ちゃんに再会した吉岡さん、『働くようになったら、おばあちゃんに帽子をプレゼントしてあげて』とお願いすると、『最高級のをプレゼントします』と虹ちゃん(笑)。

鶴瓶さんは、寒い中、新冠町内を歩き回りますが、なかなか人に出会えません(汗)。ようやく、土手でフキやミツバなどの山菜採りをしていた能登さんと出会いますが、忙しそうなので、早々に話を切り上げます。お腹をすかせた鶴瓶さん、北海道といえばお寿司と、暖簾もかかっていないのに、たまたま見つけた「幸寿し」の玄関を勝手に開けて声を掛けますが、奥から返ってきた言葉は『夕方5時からです』と(汗)。凍えそうになりながら、ようやく次に見つけた「あけぼの食堂」も、生憎と閉まっているようです(笑)。すると、その食堂の前でたまたま出会ったのは、さっき土手で山菜採りをしていた能登さん。能登さんのお宅に伺い、山菜料理を頂くことを目論む鶴瓶さんですが、これまた見事に断られ、近くにある「えましあ」という食堂に行くようにと。その代わり、後から山菜料理を届けてくれるそうです。

えましあ」は、11時から2時までがランチタイムで、2時からはカフェだそうです。鶴瓶さんは、後から届く山菜料理を期待して、コーヒーを頂くことに。ちなみに、えましあのランチは、20種類ものおかずが並ぶビュッフェスタイルで、ワンコイン(500円)でワンプレートに取り放題のため大人気。多い日には、130人ものお客さんが来るそうです。この日のメニューを教えてもらうと、汁物は味噌汁かエビスープ、ビーフカレー、ご飯は北海道産ななつぼしか焼肉チャーハン。20種類のおかずは、じゃが芋のクリーム煮、ニラ玉、煮物が5種類、等々だったそうです。責任者の星野さんに話を聞くと、この施設は、知的障がい者の人と地域の人が共に働ける場を作ろうということで、3年前にオープンしたそうです。鶴瓶さんが皆さんに話を聞いていると、能登さんがミツバのお浸しを作って届けてくれました。採れたて茹でたての山菜料理を頂いた鶴瓶さん、帰ろうとすると、えましあで一番人気メニューという唐揚げを、調理担当の三春さんが作って出してくれました。すると、地元で獲れたシャケ、ポテトサラダ、フキ、昆布の煮物、行者ニンニクと、次から次に小鉢料理を出してもらい、すっかりご馳走になった鶴瓶さん。ランチ代を払おうとしますが、皆さんから断られてしまい、せめてコーヒー代だけでもと言うと、コーヒー1杯は100円だそうです(汗)。100円で、お腹いっぱいのお昼をご馳走になった鶴瓶さんでした(笑)。

最後に吉岡さん、サッカー部の青木くん家がやっているという、「青木ファーム」を訪ねることに。自宅に伺うと、青木くんからお父さんに連絡は入っていたものの、弟さんをサッカー教室に連れていくために、15分ほどしか時間が無いそうです(汗)。それでも一緒に、牛舎を案内してくれることに。牛舎では、子牛がたくさん飼われていました。子牛と触れ合おうとする吉岡さんですが、牛は馬ほど神経質ではないとはいうものの、吉岡さんが近づくと、子牛は逃げて行ってしまいます(汗)。青木ファームでは、牛の繁殖をしていて、親牛から生まれた子牛は、8~10ヶ月くらい育てると、市場に出荷するそうです。実はこの日も分娩があって、おじいさんはそっちに掛かりっきりで、顔を出せずに残念でした。また、お母さんは、3月に分娩(失礼)、もとい、お子さんが生まれ、実家に戻っているそうです。最後スタジオには、後日、青木さんの家族全員が集まり撮影してくれた、吉岡さん宛のビデオメッセージが届けられました。

再放送は、6月8日(金)午前0時55分~午前2時10分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。

 


番組内で紹介された 新冠町の名物など

 平成30年5月21日放送 熊本地震から2年 藤井フミヤと益城町・西原村で出会い旅

旅のゲストは、ミュージシャンの藤井フミヤ(ふじいフミヤ)さん。福岡県久留米市出身の55歳。言わずと知れた、元チェッカーズのリードボーカルです。チェッカーズは、1983年に「ギザギザハートの子守唄」でデビューし、数多くのヒットを飛ばして、1992年に解散。まさに、バブル景気の全盛期を駆け抜けた、昭和世代にとっては思い出いっぱいの人気ポップスバンドです。フミヤさんは、チェッカーズ解散後もソロで活躍されています。バブル時代といえば、この4月からスタートしたNHK朝の連続テレビ小説「半分、青い。」でも、主人公の楡野鈴愛(永野芽郁さん)が高校3年生最後の夏休み、恋に進路にと揺れる年頃を描いたシーンは、バブル絶頂の1989年のこと。岐阜県の東濃地方では、バブル景気といっても「ぎふサンバランド」建設計画が話題になっただけでしたが、これから漫画家を目指して上京する東京では、ひょっとしてチェッカーズが登場するかも!?(笑)。

藤井フミヤさんが「家族に乾杯」にゲスト出演するのは、今回が3回目。2013年9月の放送では「香川県三豊市」を、2016年9月の放送では「福井県鯖江市」を旅しています。今回の旅の舞台は、熊本県上益城郡益城町(ましきまち)と、その東隣の阿蘇郡西原村。熊本市の東側に位置し、熊本空港のすぐ南側と東側に隣接しています。2年前の、2016年(平成28年)4月に発生した熊本地震では、最大震度「7」の揺れが襲った、益城町と西原村。益城町では、市町村別で最も多い20人もの死者が出ました(西原村でも5人の死者が発生)。震災から2年が過ぎた現在でも、2000人の人が仮設住宅で暮らしています。震災1年後となった昨年4月の放送では、鶴瓶さんは佐渡裕さんと一緒に、再び熊本県南阿蘇村へ旅しました。震災から2年となる今回の旅人は、同じ九州、福岡県出身のフミヤさん。鶴瓶さんもフミヤさんも、震災直後に被災地を訪れた際には、益城町と西原村には入ることすらできなかったそうです。震災から2年が経ち、どこまで復興は進んでいるのでしょうか?。


ロケが行われたのは、平成30年4月25日(水)。益城町のちょうど中央部にある、「秋津川河川公園」で待ち合わせた、鶴瓶さんと藤井フミヤさん。さっそく秋津川沿いに住む女性と出会い、『大変やったでしょ?』と当時の様子を尋ねると、この女性のお宅は、『どがんもならんへん』と。しかし、隣の住宅は、1回目の地震までは建っていたのに、翌日の2回目の地震で倒壊したとのこと。震度7の揺れが、28時間おいて2度も襲った益城町。1回目の前震の翌朝には電気が通り、家に戻ってホッとしていたところ、その深夜に本震が襲い、建物の下敷きになって亡くなった人が多く出てしまったそうです。

次に二人が訪ねたのは、隣にあった「木山神社」。1185年の創建と伝わる本殿は1752年に建てられたそうですが、地震で倒壊し、現在は屋根が地面の上に乗っている状態です(汗)。ようやく解体作業が始まったそうですが、保存すべき部材や彫刻を取り出しながらの解体作業なので、時間が掛かりそうです。なお、御神体は既にプレハブ小屋に移され、現在はそこでお参りをすることができます。

二人が木山神社を後にすると、表通りで出会ったのは、地元の年配の女性陣。中でも82歳になるという米山さんは、とてもパワフル(笑)。この場所で70年間も食料品卸の店を営んできたそうですが、地震で被災し店をたたみ、現在は仮設住宅暮らし。でも、家に帰ってくるのは深夜12時半になるという、バス掃除の仕事は今でも46年間続けてきていて、死ぬまでやるつもりと(汗)。90歳になるご主人も健在で、仮設住宅に居るというので、鶴瓶さんは会いに行ってみることに。

二人が訪ねたのは、「木山仮設団地」。益城町には18もの仮設団地があり、木山団地は2番目に大きく、総戸数は220戸。二人はまず、撮影の許可を貰おうと集会所を訪ねます。すると、集まっていた女性陣に歓待された鶴瓶さんとフミヤさん、ちょうど皆でぜんざいを食べるところと、ご相伴にあずかることに。この日は、YMCAの支援を受けて「地域支え合いセンター」が週に2回開催しているサロンの日で、手芸の会が催され、入居している女性陣が集まり、楽しいひと時を過ごされていました。すると、エアロビクス(体操)をしていたグループの女性陣も集まってきて、さらに一層賑やかに!(笑)。

ここでスタジオから、益城町の自慢の名産品を紹介。紹介してくれるのは、バスケットボールのBリーグで活躍する「熊本ヴォルターズ」の選手の皆さん。震災前は、益城町総合体育館(地震の影響で解体)を拠点に活動していました。益城町のおすすめと言えば、何といっても「スイカ」。熊本県は、スイカの生産量が日本一。なかでも益城町のスイカは、出荷が早いのが特徴。温暖な気候を活かして、12月~6月上旬まで出荷されています。自然豊かな益城町では、トマト、ダイコン、メロン、ニラなど新鮮な野菜が沢山採れます。

次に賑やかな集会所に入ってきたのは、団地一の人気者の芳子さん。鶴瓶さんが齢を尋ねると『70歳』だそうですが、先ほどの別の女性も『35歳』と言っていたので、熊本の女性は3つ4つではなく、2桁単位で鯖を読むのがお好きな様です(笑)。今でこそ明るく、鶴瓶さんと漫才のような楽しい掛け合いを見せてくれた芳子さんですが、辛い過去と苦労を経験し、さらに年老いて被災し一人避難所暮らしとなり、仮設団地に来たころは、暗く沈んで誰とも付き合わず、周りから怖がられていたんだそうです。芳子さんから、手芸の会で作った紫色のレースをプレゼントされた鶴瓶さん、何をその上に置こうかと考えていると、『頭には被るな』と言われたので、思わず頭に被らずにはいられません(笑)。
宴もたけなわとなった集会所、ギターを持ってきたというフミヤさんは、仮設団地の皆さんに、歌をプレゼントすることに。歌ってくれたのは、『振り返ると いつも君が 笑ってくれた~』と歌い出す、「TRUE LOVE」。続いて皆で一緒に、フミヤさんのギターで、「上を向いて歩こう」を合唱。とてもステキなミニコンサートになりました!。
後日、NHKに届けられた鶴瓶さん宛の芳子さんからの手紙を、スタジオで読んでくれた小野アナウンサー、思わず涙声に・・・。ところで、木山仮設団地を訪ねた当初の目的は、米山さんのご主人に会う事でしたが、すっかりそのことを失念してしまった鶴瓶さん。米山さんご夫婦からは、スタジオにビデオレターが届けられました(笑)。

ここで別れることにした、鶴瓶さんと藤井フミヤさん。一人旅になったフミヤさんは、隣の西原村に向かうことに。まず目についたのは、大きなタコの絵が看板に描かれた”神戸焼”のお店。神戸焼とは何かと不思議に思ったフミヤさんですが、実はタコの絵が間に入っているので、正しくは「神戸(蛸)焼」が本当の店の名前。なんと、”冷やし焼き芋”や、”冷たいからあげ”も、店の名物なんだそうです(汗)。店主おすすめの、冷やし焼き芋を頂くことにしたフミヤさん、『焼き芋も唐揚げも、温かいからうまいんじゃないの?』と不安ですが、一口食べてみると、『アリだね!』と(笑)。もともと甘い西原村のサツマイモですが、100分間かけてゆっくり低温で加熱すると、この甘みが出るそうです。そもそも店名も、神戸には何の縁もゆかりもなく、横浜○○とか、神戸○○という名前にすると人気が出ることを知っていて、付けた名前だと話すご主人は、バブル期入社の元銀行員だそうです(笑)。

ここでスタジオから、西原村の名産品、「サツマイモ」を紹介。地元では「カライモ」と呼ばれ、いま子供たちから熱い支持を集めているそうです。その理由は、震災後に村に活気を取り戻そうと始められ、子供たちに大人気となった、「カライモキャッチャー」。取ったカライモは、その場で焼いて食べられるそうです(笑)。西原村では、土を盛り上げて作った小山の中に、カライモ専用の貯蔵庫が造られ、秋の味覚がこの時期まで熟成され、甘みが増すように保存されているそうです。

一方の鶴瓶さん、益城町に残って新たな出会いを探します。道沿いで見つけたビニールハウス、中を覗くと、収穫まじかのメロン(クインシーメロン)がたわわに実っています。どのお宅のハウスか尋ねようと、近所のお宅を窺うと、出会ったのは89歳になる藤田さん家のお婆ちゃん。玄関で、地震で崩れた建物の下敷きになり、肩や腰を痛めたそうですが、既に治って、今ではグランドゴルフの大会に、県外まで出かけているそうです(笑)。

蛸焼き屋のご主人から、この辺りでオススメの場所と言えば、地産品を販売している「萌の里」か、坂の下にある「オーディオ道場」と教えられたフミヤさん、オーディオ道場に興味を示し、訪ねてみることに。途中で見つけた「山田牧場」で、牛乳を飲みがてら、オーディオ道場の場所を教えて貰おうと、立ち寄ります。そこは、牧場の牛乳を使ったソフトクリームなどを販売しているアンテナショップで、「ミルクの里」。フミヤさんは、東京では食べられないというソフトクリームを頂きながら、牧場のご主人と、二回りも歳が離れ、お母さんがご主人と同級生という若い奥さんに、馴初めや暮らしぶりについて話を聞きました。

メロン農家を教えてもらった鶴瓶さんは、ハウス畑に戻り、ハウス近くのプレハブ小屋を覗くと、そこは隣のハウスでスイカを栽培している上村さんの作業小屋でした。ちょうど奥さんと二人で休憩中だったご主人に話を聞くと、震災当時は気分が沈んでいる時に勝手にカメラを回され辛い思いをしたことから、奥さんは今でも撮影はNGなんだそうです(汗)。とはいえ、鶴瓶さんの来訪を喜んでくれたご主人、最近のご家族の暮らしぶりについて、いろいろ話してくれました。

フミヤさんは、山田牧場のご主人の案内で、ようやく「オーディオ道場」に辿り着きます。そこは、誰かに連れて行って貰わないと絶対分からないような森の奥、建物の外壁には”カフェ”の文字が残っていますが、建物も周囲も、廃墟の様な状態。ようやく見つけたご主人の片山さんに話を聞くと、この場所は、片山さんのアトリエ兼、お父さんの剣道場で、5軒の建物があった芸術村だったそうですが、震災でほぼ全壊し、今は熊本市内から通い、片付けている最中だそうです。お父さんが亡くなった後、剣道場を片山さんの趣味のオーディオを展示する、オーディオルーム兼カフェとしてオープンさせたそうですが、地震で中も外もぐちゃぐちゃになり、死ぬまでに片付けられればと・・・(汗)。せっかくだからと、レコードプレーヤーと真空管アンプを使い、巨大なスピーカーから流れる、「ピンク・パンサーのテーマ」を聞かせてもらったフミヤさん、『すごい・・・』(笑)。

鶴瓶さんは、細い道を山の方へと登っていくと、まだ住宅が続き、庭掃除をしていた谷川さんご夫婦と出会います。100年近い古い住宅は全壊したそうですが、家族は全員なんとか無事だったとのこと。2年が経ち、ようやく片付けが終わって更地になり、家を新築するための杭打ちが、ちょうど始まる段階でした。

フミヤさんは、車で西原村内を走っていると、道沿いに「子どもの本の店 竹とんぼ」と書かれた看板を見つけ、訪ねてみることに。山の中の小さな村落にぽつんと、子ども向けの絵本などがたくさん置かれた本屋さんが、本当にありました。そこそこ広い店内で、まるでおとぎの国にでも来たかのよう(驚)。店番をしていたのは、店を継いだ長男のお嫁さん。熊本出身という先代の奥さんが出て来てくれて話を聞くと、以前はご夫婦で東京の出版社に勤めていたそうですが、ご主人が脱サラをして東京を離れ、最初は熊本市内に本屋を開き、そして26年前に西原村にこの店を開業したそうです。まだ現役の先代と息子さんは、外商担当で、熊本市内の保育園から大学まで絵本に限らず本を卸しているそうです。平台の一角に並べてあった何冊かの絵本は、なんと次男で翻訳家の小宮 由(ゆう)さんが翻訳した絵本とのこと。すると、お父さん(由さんの祖父)も、トルストイの翻訳で知られた翻訳家(北御門 二郎氏・故人)だったそうです。西原村の山の中で、まさか”トルストイ”に繋がる出会いをするとは、あまりの思い掛けない出来事にビックリするフミヤさん。『僕はあまり映画とかは観ず、常に本を読む』と話すフミヤさんは、記念に「人は何で生きるか(トルストイの散歩道)」(北御門二郎翻訳)を買って帰ることにしました(笑)。

山を下って大通りに出た鶴瓶さん、買物帰りに鶴瓶さんの姿を見つけ、家に荷物を置いて引き返し、夫の妹と二人で探していたという、山辺さんらに出会います。現在は仮設住まいと聞いた鶴瓶さん、「津森仮設団地」の山辺さんの部屋を訪ね、二人に地震発生当時の様子を教えてもらいました。妹さんは、ちょうどお風呂に入ろうと、パンツ一枚になったところに地震(前震)があり、上にシャツを羽織って、貴重品の入ったバックだけを背負い、パンツ姿で表に飛び出したそうです(汗)。山辺さんのお宅は、本震でモルタルの壁が全部はげ落ちたそうですが、深夜にも係わらず夫は消防団の活動で家にはおらず、どうしたらいいか途方に暮れコタツに入っていたところに夫が帰ってきてくれて、夫から『急いで出ろ』と言われ、表に飛び出したそうです。子供たちは、地震のあとずっと震えていて、喋らなくなってしまったそうですが、今では元気に遊び回っているとのこと、本当によかったです!。

フミヤさんは、本屋の隣にある小宮さんのご自宅に伺うことに。すると、しばらくしてご主人が帰ってきて、皆さんにご家族のことや暮らしぶりについて話を聞くことができました。お父さんが脱サラして、家族で東京から熊本に越してきて店を開いた当時は、常に夫婦喧嘩が絶えず、家族中が荒れに荒れ、店の支払が迫る月末になるのが子供ながらに怖かったと、当時を振り返ってくれたご主人。当時はまだ10歳だったそうですが、そうして店の内情を知って育った長男は、さすがに両親二人でやっていくのは無理だと思い、自分も手伝うことにして、店を継いだそうです。大変な思い出話ですが、今はとても幸せそうなご家族で、今回もステキな出会いが沢山できたフミヤさんでした(笑)。

再放送は、5月25日(金)午前0時55分~午前2時10分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。

 


番組内で紹介された 益城町・西原村の名物など

 平成30年5月14日放送 笑いと涙の初登場! 泉ピン子と千葉県銚子市ぶっつけ本番旅

旅のゲストは、女優の泉ピン子(いずみ ピンこ)さん。東京・銀座の生まれで70歳。両親が浪曲師で、牧伸二氏に師事し歌謡漫談家としてデビューした異色の経歴を持ちます。しかし、なかなか売れずに長い下積み時代を経て、ようやく30代半ばにして1983年度のNHK連続テレビ小説『おしん』の母親役に抜擢されると、女優として高い評価を得ます。同作の脚本を書いた橋田壽賀子さんにも高く認めれ、以降、『渡る世間は鬼ばかり』など橋田作品に数多く出演を重ね、現在のベテラン女優としての地位を築きました。

現在、NHKの大河ドラマ「西郷どん」には、”本寿院”役で出演中です。江戸幕府の12代将軍・徳川家慶の側室で、13代将軍・徳川家定(又吉直樹さん)の生母であり、先に「家族に乾杯」にゲスト出演した北川景子さん(4/2放送「鹿児島県指宿市のぶっつけ本番旅」)が演じる篤姫が家定に嫁ぐので、北川さんとピン子さんは”嫁と姑”の関係になります!。

意外や意外、泉ピン子さんが「家族に乾杯」に出演するのは、今回が初めて。鶴瓶さんとピン子さんは、新幹線ホームで抱き合い、胸をまさぐり合う仲なのに!?(笑)。旅の舞台は、千葉県銚子市。千葉県の北東部、関東地方の最東端となる「犬吠埼」のある場所で、全国屈指の漁港の町です。昨年末、ピン子さんがNHK「ファミリーヒストリー」に出演した際に、曽祖父の代では銚子で漁師をしていて、祖父が銚子から銀座に移り住み、鰻屋を始めたらしいことが分かっています。そこでピン子さん、自分のルーツである銚子を、一度じっくり歩き回ってみたいと、今回の旅先に銚子市を選んだそうです。


ロケが行われたのは、平成30年4月6日(金)。銚子電気鉄道の「外川駅」(とかわえき)で待ち合わせた、鶴瓶さんと泉ピン子さん。ピン子さんは、3つ手前の「海鹿島駅」(あしかじまえき)から電車に乗り、鶴瓶さんの待つ外川駅へ向かいます。海鹿島駅で、電車を見学に来ていたうさぎ組のピンクの帽子を被った園児らと出会い、『私もね、ピンクさんっていうの』などと冗談を言っていると電車が到着しますが、ワンマン電車なので後方のドアが開かずに、大慌てのピン子さん(笑)。電車を降りる際も、運賃の支払い方が分からず、一番先に電車を降りたのに、結局ほかのお客さんを全員見送ってから、おつりを貰う羽目に(汗)。その代わり、たまたま改札の横で見つけた名物「ぬれ煎餅」を買うことができました。「ありがとう駅」との愛称(ネーミングライツ)が付けられた外川駅は、鶴瓶さんが『NHKが作ったんちゃう?』と疑うほど、大正12年に建てられた当時の雰囲気をそのまま受け継ぐ、まるでセットの様な趣のある駅舎です。

外川駅で出会った鶴瓶さんとピン子さん、駅前のベンチに座り、旅の目的などを話していると、どんどん人が集まってきました(汗)。近くのバック工場の人に誘われたピン子さん、そろそろお昼の時間なので、工場に行けば昼ご飯にありつけるかもしれないと、付いていくことに。その様子を隣で見ていた鶴瓶さん、ピン子さんをただただ見送ることしかできません(汗)。番組初登場にも係わらず、百戦錬磨の経験値とパワーで旅をリードするピン子さん。早々と、二人は別々の道を歩むことになってしまいました(笑)。

ピン子さんが従業員に誘われ訪ねた先は、バックを製造する「株式会社クロダ」。ピン子さんが、『どこに行っても地元に一人は必ず ”私 ピン子ちゃんって呼ばれているの” という人がいる』と話す通り、やはりこの工場にも”ピン子さん”がいました(笑)。弁当の余りは無いと悟ったピン子さん、工場を後にし他に弁当を探しに行くことに。従業員の皆さんのおすすめは、お寿司の「治ろうや」だそうです。

一方の鶴瓶さん、『自分から出してくれ言うておいて、もう急に別れて、あのパワーはすごいよね』と、ピン子さんの行動力に呆れつつ、ひとり外川(とかわ)の町を歩き出します。すると、「外川ミニ郷土資料館」の看板を見つけますが、特に関心もなく通り過ぎると、敷地の奥の方では魚を扱っているようです。敷地の中に入って行って声を掛けると、そこは水産物卸の「島長水産」の加工場でした。ちょうど今日揚がったからと、地元のタコを煮た大きな足を貰い、鶴瓶さんがかぶりついていると、資料館の館長もしていると、島長水産の大女将、島田さんが挨拶に出て来てくれました。御年82歳だそうですが、『いっぱい話したい!ちょっと来て、こっち来て』と、とても元気で、そのパワーはピン子さん以上かもしれません(汗)。

ここでスタジオから、銚子市の魅力をビデオ紹介。女優として数々の名作に出演してきたピン子さん、その名シーンを思い出しながらの紹介です。
 まずは、1983年放送の連続テレビ小説「おしん」。愛する我が子との別れのシーンは、多くの人の頬を濡らしました。銚子で”ぬらす”といえば、醤油の町ならではの名物「ぬれ煎餅」。焼き上がったらすぐにしょう油だれに潜らせるため、独特の柔らかい食感が生まれます。自分でお好みのぬれ煎餅を焼くことができる体験コーナーも人気です。
 続いては、2014年放送の連続テレビ小説「マッサン」。主人公の母として外国から嫁いできたエリーに目を光らせました。銚子で”目が光る”といえば、「きんめだい」(笑)。地元の漁師さんのイチオシは、脂ののった金目鯛の煮つけ。
 そして現在放送中の大河ドラマ「西郷どん」では、家定の母の本寿院役を熱演。その舞台、江戸城には屏風(びょうぶ)がありますが、銚子で”屏風”といえば、「屏風ケ浦」。銚子半島の南側にある、約10kmにわたる断崖絶壁は、国の名勝・天然記念物にも指定されています。崖の上は、サスペンスドラマやCMの撮影スポットとしても人気です。

館長の島田さんに手を引かれ、「外川ミニ郷土資料館」に入った鶴瓶さん。そこは元の古い自宅で、13年前に取り壊すつもりで片付けていると、仏壇の中から和歌山の資料が沢山出てきたそうです。なぜ和歌山なのかと5人もの先生方に調べてもらうと、380年前に和歌山から来た人が作った港町が銚子漁業の始まりだということが分かり、せっかくの貴重な資料なので、改装して資料館として残そうと、12年前に開館したそうです。昔の銚子の海女は、潜らずに漁ができた「こしっぺり海女」だったことや、120年前のシルクの「万祝」(まいわい、漁師の晴れ着として作られた民俗的衣装)など、機関銃のような島田さんの喋りで学ぶことができた鶴瓶さんでした(笑)。

お腹が空いたピン子さん、昼ごはんを求めて外川の町を歩いていると、なんと鶴瓶さんがいる資料館の横の島長水産で、やはり同じくタコの足にかぶりつくことに(笑)。そこで、鶴瓶さんが隣に居ると教えられますが、『会いたくないからいいわよ』と。一方の鶴瓶さんも、ピン子さん担当の撮影スタッフを見つけると、『あっちへ行って行って』と追い払います(笑)。その後、ピン子さんは外川漁港の周辺を歩き回り、地元の人に次々と声を掛けますが、誰からもお昼ご飯に誘ってもらえません(汗)。ついにタダ飯にありつくことを諦めたピン子さん、自腹で先に勧められた「治ろうや鮨処」に入ることに(笑)。銚子の伊達巻は、魚のすり身が入っていなくて、プリンの様な食感が特徴だそうです。漁業の町なのに、不思議ですね。ピン子さんは、名物の伊達巻(漁夫のプリン)も付いた、おまかせの8貫(3,000円)を頂きました。メチャクチャ美味しそうです!。

鶴瓶さんは、島田さんに教えてもらった大漁旗を作っている店を訪ねようと坂を下っていくと、途中で伊達巻の電柱看板が気になり、治ろうやの方に道を曲がります。すると、その角にあった「白土商店」のご主人から、『旗屋は見に行きました?』と声をかけられます。今から行こうかと思っていたところと話すと、旗屋の息子さんと友達の白土さん、おもむろに携帯電話で『鶴瓶さんが今・・・』と電話をしてしまいました!。”ぶっつけ本番旅”がウリなのに、先に連絡されてしまった鶴瓶さん、白土さんに責任を取って案内させることに(笑)。銚子大漁旗の染元、「小澤染工場」を訪ねると、ちょうど作業が始まったばかりで、これから色を付けるそうなので、見学させてもらうことに。作業していたのは、お父さんとお母さん、長男と次男、それにそれぞれのお嫁さんの6人。まさに「家族に乾杯」にピッタリです(笑)。大漁旗は、新しく船を造った時だけでなく、誕生祝いや還暦祝いなのでも作る人がいるそうです。これまで作った大漁旗のカタログ写真を見せてもらうと、松井秀喜や愚麗(GLAY)など、ファンの方がプレゼント用に作ったという大漁旗なども沢山あります。鳥羽一郎さんは、新曲が出る度に注文が入るそうです。

やっとお昼ごはんにありついたピン子さん、鶴瓶さんもきっと昼飯を食べずにいると思い、「治ろうや」でお土産を握ってもらい、それを鶴瓶さんに届けてあげることに!。鶴瓶さんを探して外川の町を歩いていると、高いブロック塀の向こう側から、年配の女性と工事業者の人の会話が聞こえてきます。気になったピン子さん、『何をくっつけるんですか?』と塀越しに声を掛けると、高い塀をよじ登って顔を出した工事の人。ピン子さんを見つけてビックリです(笑)。延々と続く高いブロック塀を回り、表通りに出たピン子さん、先ほど声だけ聞こえた女性と出会うことが出来ました。この青柳さんのお宅、400坪もあるそうで、高いブロック塀に囲まれた敷地内には、貸店舗や賃貸アパート、立派な和風建築の自宅が、広々と建てられています。材木問屋から嫁に来たという島田さん、自宅の座敷には実家の材木で作ったという透かしの欄間や格天井などが填められていて、上を見上げたピン子さんも開いた口が塞がりません(笑)。

豆乳プリン大納言旗屋さんを出た鶴瓶さんは、再び白土さんに案内させて、伊達巻を食べに行こうと、「治ろうや」に向かいます。するとその向かいにあったのは、先に地元の人から紹介された豆乳プリンを作っている「榊原豆腐店」でした。小豆の入った大納言(300円)を試食させてもらった鶴瓶さん、きな粉が喉に詰まってむせてしまい、表のベンチに座って頂くことに。すると、ちょうどその姿を見つけたピン子さん、鶴瓶さんが手に持っていた豆乳プリンを取り上げると、自分が持ってきたお土産のお寿司を食べさせます(笑)。

ここでちょっと一息、千葉県銚子市の「家族に一杯」の時間です。
キャベツのつみれ汁 やって来たのは、ひろ~いキャベツ畑。見渡す限り、キャベツ・キャベツ・キャベツです!。家族総出で収穫作業している農家のお宅に伺うと、若奥さんがキャベツを使ったお昼ご飯の準備中。本日の一杯は、「キャベツのつみれ汁」。魚を丸ごとすり潰して団子にしたつみれの旨味と、柔らかい春キャベツの甘みで、とても美味しいつみれ汁が出来ます!。春の味がたっぷり(笑)。ちなみに、今日の家族に一杯のコーナーのBGMは、「September」(Earth, Wind & Fire)でした。


昨年11月放送のNHK「ファミリーヒストリー」で、自分の祖先が和歌山から銚子に来て住んだという、銚子の隣の旭市飯岡にある「玉崎神社」を訪ねることに。宮司の神原さんに、明治時代の「地引帳」(当時の住所録の様なもの)を見せてもらうと、そこにはピン子さんの祖父の江口栄助さんの名前が記されていました。そのページのコピーを頂いたピン子さん、自分の出生に思いをはせ、思わず涙が溢れてしまいました(泣)。

一方の鶴瓶さんは、通りで見かけたバイクで出前中の食堂のご主人が、以前にゆうちょ銀行のTVCMの撮影で銚子に来た時に寄らせてもらった「金兵衛食堂」のご主人であることを思い出し、店を訪ねることに。当時のことを覚えていてくれたご家族に迎えられ、皆さんに暮らしぶりなど話を聞くことができました。

玉崎神社の境内の、祖先が住んでいたであろう場所を見学させてもらったピン子さん。心が落ち着いたところで、『飯岡といえばイチゴ』と、大好きな苺を求め、いちご狩りに行くことに(笑)。いちご園が並ぶ国道126号線を車で走っていると、「向後いちご園」のハウスが目に留まり、車を降ります。すると、イチゴの収穫に来ていたのは、イチゴのオーナー制度を利用していると話す成毛さん。オーナーになると、50株の苺を、シーズン中は取り放題なんだそうです!。口に入りきらなそうな大きさの苺を、一個貰って食べてみると、『うま~ぃ』(笑)。苺が大好きなピン子さん、2日で1パック消費しているそうです。そこで、人生初のいちご狩りをさせて貰うことに。欲を出して、大きなイチゴばかり採って食べていたピン子さんですが、オーナーの奥さんからこっちの方が美味しいと教えられたのは、小粒のイチゴ。『人生、欲を出しちゃダメね。小粒でも、ピリッと効いた方がいいってこと。役者として反省するわ!』と(笑)。とうとうイチゴを食べすぎて、お腹がぷっくりと膨れ、下を向くことが出来なくなってしまったピン子さん(汗)。直売所に戻り、ご家族に暮らしぶりなど話を聞くことにしました。向後いちご園には、21棟ものハウスがあり、お嫁さんによると休みが無いのが大変で、夏は暑くて痩せますと。ダイエット効果抜群じゃない!と話すピン子さんですが、ぜひ来てくださいと、お嫁さんに返されてしまいました(笑)。

一方、金兵衛食堂で、本家筋が金目鯛の漁師で、今は漁港の役員をしていると聞かされた鶴瓶さん、そのお宅を訪ねることに。しかし、なかなか見つからず通りをウロウロしていると、カフェ&ギャラリー「ゆうせい丸」の窓から、大勢の女性陣に声を掛けられます。店に立ち寄り、お店の人に金兵衛食堂の親戚のお宅を尋ねると、親切にも電話して調べてくれました。ようやく、金目鯛の漁師をしている田辺さんのお宅を訪ね当てた鶴瓶さんですが、残念ながらご主人は、4月29日に開催される「キンメのまち外川うまいものフェア」に出店する「かあちゃん食堂」のポスター貼りに出かけていて、留守でした。仕方なく、玄関先でケンカに負けて傷を負った可哀想な猫に、ヒラメのお刺身をあげていた奥さんと、ご主人には内緒の立ち話を楽しみました(笑)。

再放送は、5月18日(金)午前0時55分~午前2時10分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。

 


番組内で紹介された 銚子市・旭市の名物など

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感想(10件)

 5月7日放送 最高の思い出SP!八嶋智人と富山県高岡市でぶっつけ本番

旅のゲストは、俳優の八嶋智人(やしま のりと)さん。奈良県奈良市出身の47歳。20歳の頃に、松村武氏とともに「劇団カムカムミニキーナ」を旗揚げ。当初はもっぱら、舞台やテレビドラマでの活動が中心でしたが、2002年から10年間放送されたフジテレビ『トリビアの泉』では、先輩の高橋克実さんとともに司会を担当し、バラエティ番組でも活躍するようになりました。私的には、木村拓哉さん主演の正義の検察官ドラマ、フジテレビ「HERO」で、阿部寛さん演じる芝山検事の事務官をしていた”遠藤賢司”役の八嶋さんが印象に残っています。メガネ収集が趣味で、メガネがトレードマークですね。

八嶋さんが「家族に乾杯」に出演するのは、2009年11月の放送で岐阜県羽島市を旅して以来、今回が2回目。前回は、仕事で京都に行く途中に、うっかり間違えて岐阜羽島駅で新幹線を降りてしまい、大変な目にあったという思い出から、羽島市を旅先に選びました。今回の旅の舞台は、富山県高岡市。前回の思い出とは逆に、以前に富山県で舞台公演をした際に、食べ物もお酒もおいしくて、人がよくて、とてもいいイメージがあり、もう一度富山を訪ねてみたいと思ったそうです。


ロケが行われたのは、平成30年3月29日(木)。鶴瓶さんと八嶋さんが待ち合わせたのは、高岡市中央町。向こうに足が短い人がいると、先に八嶋さんを見つけた鶴瓶さん(笑)。八嶋さんと立ち話をしながら、ふと横を向くと、目に飛び込んできたのは、想像を遥かに超える大きさの、「高岡大仏」。話には聞いていた鶴瓶さんですが、町中に突如出現した大仏さまに、とてもビックリ(汗)。高岡大仏は、総高15.85mで、鎌倉時代からあったとされますが、2度の焼失を経て、現在の大仏が建立されたのは昭和8年です。

鶴瓶さんと八嶋さんがお参りをしていると、観光に来ていた大勢の年配女性客に取り囲まれ、二人はいつの間にか離れ離れに(汗)。八嶋さんが「家族に乾杯」の二代目司会者の座を狙っていると聞かされていた鶴瓶さん、オーディションの一次審査にこれ幸いと、早々に別れることに!。しかし、あまりのなし崩し的な別れ方に焦った八嶋さん、鶴瓶さんを慌てて追いかけると、『うちでお茶飲んでください』と声を掛けられ店に入った鶴瓶さんに、ようやく追いつくことが出来ました(笑)。ご主人に誘われて入った店は、150年続く老舗の「角久旅館」。窓から大仏が正面に見える旅館のお食事処では、昼間はランチやお茶が頂けるそうです。先代のお父さんと店を継いだ長女夫婦に加え、たまたま孫たちが春休みで、横浜と東京から帰郷していた次女・三女の美人三姉妹とその子供たちが集まり、さっそく賑やかで楽しい家族に乾杯らしい時間を過ごすことができました。八嶋さんが、古く趣のある館内を案内してもらっていると、これ幸いと鶴瓶さんは玄関から早々にお暇し、ついに別行動に!(笑)。

ここでスタジオから、八嶋さんのために”トリビアの泉”よろしく、明日にも誰かに言いたくなる雑学、「高岡の秘密!?」を紹介。
 まずは、『高岡には、ドラえもんの消印が貰えるドラえもんポストがある』そうです!。ドラえもん型のポストから手紙を出すと、ドラえもんの消印が打たれて届きます。高岡は、ドラえもんの作者である藤子・F・不二雄さんの出身地。そのため、街中の至るところにドラえもんのオブジェがたくさん飾られています。
 ドラえもんだけでなく、市内には様々な銅像が溢れています。高岡は、400年ほど前から銅製品(高岡銅器)の生産で栄えてきた「銅の町」。鶴瓶さんも一体、500万円~という等身大の銅像を作ってみては如何でしょう?(笑)。
 最後、ステキな万葉衣装を身にまとった美人、高岡万葉大使の津田さんが紹介してくれたのは、全国各地から集まった万葉集愛好家たちが、思い思いのスタイルで3日3晩、万葉集を途切れることなく読み続けるお祭り「高岡万葉まつり」(万葉集全20巻朗唱の会)。このお祭りは、奈良時代に万葉集を編さんした歌人・大伴家持が、高岡に国司として赴任したことに由来します。

鶴瓶さんに置き去りにされた八嶋さん、角久旅館で観光するならと教えてもらった「土蔵造りの町」(山町筋)を目指して歩いていると、”昆布”の看板が目に留まり、その古そうなお店「塩谷昆布店」に入ってみます。昆布は高岡の特産品だそうで、店では様々な昆布が売られていました。富山県では、黒は主におにぎりなどに使い、白はおすましやおつゆに使うと教えてくれたご主人に、八嶋さんが黒と白の違いを尋ねると、店の奥で実際に昆布を削りながら、削り方の違いであることを教えてくれました。高岡でも、手で昆布を削っている店は、2軒しかないそうです。ご主人がまだ独身と聞いた八嶋さん、早く店の後継ぎを育てて欲しいと、急きょ番組で『昆布大好き女子、まってます~』と、”恋人募集”をアナウンス(笑)。

一方の鶴瓶さん、古い町並みの川原町で車を降りて歩いていると、クリーニング店の店先にいた年配の女性、石王丸さんに声を掛けられます。鶴瓶さんの来訪に喜びを隠せない石王丸さん、向かいのケイコさんを呼び、ケイコさん家の99歳のお爺ちゃんに会わせたいと。鶴瓶さんがもうすぐ百歳になるというお爺ちゃんと窓越しに話をしていると、石王丸さんは、今度はたまたま車で通りかかった前々代の町内会長を呼び止め、鶴瓶さんに引き合わせます(笑)。町内会長が乗った車を運転していたのは、孫の美世子ちゃん。建築の専門学校に行っているという彼女が、この先にある古い町並みが好きだと言うので、鶴瓶さんは美世子ちゃんに、そこに連れて行ってもらうことに。

高岡信用金庫 本店昆布店を出た八嶋さんは、すぐ先の「高岡信用金庫(たかしん)」(東部支店)の前で、店員さんと目が合い、また声を掛けます。すると、高岡の事に詳しいからと、地元出身の粟田さんを店内から呼んできてくれました。粟田さんのオススメは、国宝の「瑞龍寺」のほか、土蔵造りの町なら最近建て替えられたばかりの「高岡信用金庫の本店」だそうです。粟田さんを呼んできてくれた女性が、実は粟田さんの上司だそうで、すんなり上司の許しをもらった八嶋さん、粟田さんに案内してもらい、その本店を見学させてもらうことに。道すがら、食事をする場所を尋ねると、山町ヴァレーに入っている昆布料理の店が彼女のオススメだそうです。たかしん本店では、執行役員さんに出迎えてもらった八嶋さん、話を聞くと、町の景観に合うように去年建て替えられたたかしん本店のある辺りから先が、角久旅館で教えてもらった「土蔵造りの町」として人気の、「山町筋」だそうです。

一方の鶴瓶さんも、美世子ちゃんに連れられてやってきたのが、その山町筋の反対側(笑)。早々と袂を分かった二人でしたが、知らず知らずのうちに、再び数百メートルの距離まで大接近!。鶴瓶さんが先に気になった建物は、土蔵造りの商家を保存している重要文化財の「菅野家住宅」。ところが、この町並みが好きと案内してくれた、建築の専門学校に通い近所に住んでいる美世子ちゃんは、その存在をまったく知りませんでした(汗)。次に訪ねたのは、斜め向かいにあった「山町ヴァレー」。文具の卸をしていた商家の建物や蔵を、「末広開発」がリノベーションして、観光や交流の場として再開発した施設だそうです。鶴瓶さんが、美世子ちゃんの就職先に末広開発はどうよと尋ねると、『検討してみます』と、まさかの上から目線(笑)。山町ヴァレーには8軒のテナントも入っていて、鶴瓶さんはそのうちの一軒、「Craftan(クラフタン)」という昆布締め料理のお店で食事を頂くことに。昆布締めの盛り合わせ定食を頂いた鶴瓶さん、あっさりした薄味で、後から昆布の味が口に広がるそうです。

鶴瓶さんが先に訪ねているとは露知らず、山町ヴァレーを目指して山町筋を歩いていた八嶋さんが出会ったのは、なんと先の石王丸さん(驚)。石王丸さんから、鶴瓶さんは山町ヴァレーで食事中だと教えられた八嶋さん、鶴瓶さんと同じ所には行くまいと、道で出会った若い女性に、この辺りでオススメの食事場所を尋ねると、山町ヴァレーの目と鼻の先にある町家カフェ、「山町茶屋」を教えてくれました。さっそくその店を訪れた八嶋さん、他にお客さんが居ないことをイイ事に、美人な店長の宮田さんおすすめの、氷見うどんと昆布おにぎりがセットになった「町家ごはん」(850円)を、宮田さんと女性スタッフの茶山さんと一緒に、三人で頂くことに。スタッフの”山町茶屋の茶山さん”は(笑)、以前は横浜に住んでいたそうですが、ご主人のお爺ちゃんお婆ちゃんが住んでいる高岡の隣町の氷見市を訪れているうちに、その魅力に惹かれ、氷見に移住して来たんだそうです。氷見(ひみ)の魅力を尋ねると、空が広くて、海越しに見る立山連峰の景色が絶景だそうです。なんと、標高3,000m級の山並みを海越しに見ることができるのは、世界中でも3ヶ所しかないとか。さらに話を聞くと、ご主人は、氷見の酒蔵で杜氏(見習い中)の仕事をしているそうです。以前に舞台公演で富山を訪れた際に、日本酒の美味しさに惹かれた八嶋さん、これは氷見に行くしかないと、宮田店長にお願いし、仕事中の茶山さんを連れ出して、氷見市に向かうことに!。

ここでちょっと一息、富山県高岡市の「家族に一杯」の時間です。
伏木ちゃんこ やって来たのは、伏木地区。伏木では、年に一度、相撲の大会が開催されるほど、相撲が盛んな地域です。そういえば、相撲が盛んな富山県にあって、高岡は大正時代に活躍した射水川健太郎(8代若松)など、大勢の力士を輩出してきました。本日の一杯は、稽古の後に頂く「伏木ちゃんこ」。味の”決まり手”は、最後にちゃんこの上にたっぷり載せた、昆布!。稽古の後に、この伏木ちゃんこ(と、ビール?)があるから、相撲がやめられないとか(笑)。ちなみに、今日の家族に一杯のコーナーのBGMは、「Tengoku Kara Kaminari (Thunder from Heaven)」(Israel Kamakawiwo'ole)でした。

越田さん姉妹が乗った軽自動車が、後ろから近付いてきたことに気が付いた鶴瓶さん、車を停めて話を聞くと、鶴瓶さんがいるとの噂を聞きつけ、探していたところだそうです。それを聞いた鶴瓶さん、車の後部座席に乗り込むと、焦る姉妹を説き伏せて、両親がやっているという「越田弥吉商店」に連れて行ってもらうことに(笑)。弥吉商店では、荒物雑貨の卸をしているそうで、店にいたお母さんと姉妹に、ご家族の暮らしぶりや、ご夫婦の馴初め話などを聞きました。

茶山さんの車に乗せて貰い、氷見市に向かった八嶋さん。この日は生憎の曇り空で、海越しに立山連峰を望むことは適いませんが、海なし県(奈良県)出身の八嶋さんは、海岸沿いをドライブしているだけで、ワクワク(笑)。海が見たいと、柳田地区の砂浜に降り立つと、晴れていれば、海の向こうには雪を頂いた立山連峰が広がるそうです。

弥吉商店を後にした鶴瓶さんは、京町の住宅街の路地を歩いていると、縄跳びをしていた小さな姉妹と出会い、しばし戯れます。そこに、玄関のドアを少しだけ開けて、恥ずかしそうに外の様子を窺う女性が・・・。てっきり子供たちのお母さんと思い込んだ鶴瓶さんですが、子供がハルちゃんは29歳だと言うのを聞いた鶴瓶さん、じゃぁこの女性は何歳?と子供に聞くと、女性が口に指をあてて『シー』と言うも、『56歳!』と・・・。少しだけ開けた玄関のドア越しに、笑いをこらえて突っつき合う、鶴瓶さんと、若いお婆ちゃんでした(笑)。

海岸で、茶山さんの肩を抱き寄せて海を眺めた八嶋さん。図々しくもその足で、彼女の夫が勤めている、「高澤酒造場」に案内してもらいます(汗)。茶山さんのご主人は、まだ酒蔵に勤めて2ケ月ということで、高澤社長と先輩の坂本さんの3人に案内してもらい、酒蔵を見学した八嶋さん。巧みに話を、新酒の試飲へと誘います(笑)。坂本さんも、以前は神奈川県に住んでいて、なんと八嶋さんの舞台、「カムカムミニキーナ」を観に行ったことがあるそうで、偶然にも高岡で貴重な観客の一人に出会った八嶋さん、感動ものです。

再び京町の路地を歩き出した鶴瓶さんが、高岡市立成美小学校の脇に出ると、校庭では子供とそのお母さん達が、草野球を楽しんでいます。フェンス越しに、その様子を見ていた鶴瓶さんですが、次にバッターボックスに立ったお母さんの、みごとな”神スイング”とその打球の飛距離にビックリ!(驚)。思わず野球がしたくなった鶴瓶さん、グランドに入ってキャッチャーを務めると、次はバッターです。2球、へっぴり腰のスイングで空振りするも、3球目は意外にもヒットを打ちます!。ただし、2塁に向かって走る鶴瓶さんの姿は、まるで坂田利夫師匠・・・(笑)。次のバッターのヒットで、ホームベースに走り込んだ鶴瓶さんですが、ナイス返球で、タッチアウト!。その後、大勢の子供たちに囲まれ、サイン攻めにあった鶴瓶さんでした(笑)。

鱈の子付けもっと日本酒が飲みたいと、茶山さんのご自宅に伺うことにした八嶋さん。茶山さんの家は、とても立派で古くからある町家で、座敷には富山県らしく大きな金箔の仏壇があり、座敷の欄間には富山県南砺市の伝統工芸「井波彫刻」が嵌められています。ちょうどそこに帰宅した、茶山さんの子供とその友達も交えて、宴席を設けて頂いた八嶋さん。自ら乾杯の音頭を取ると、子供たちにお母さんとの海辺のデートの自慢話(笑)。茶山さんと一緒に住んでいるという親戚のおばさんに、「タラの子付け」など珍しい郷土料理を出して頂き、美味しいお酒と料理にありついて、最高の思い出の地で、再び最高な思いを堪能した八嶋さんでした!。

再放送は、5月11日(金)午前0時55分~午前2時10分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。

 


番組内で紹介された 高岡市・氷見市の名物など

 4月16日放送 世界の渡辺直美登場!茨城県常陸太田市ぶっつけ本番旅

旅のゲストは、お笑いタレントの渡辺直美(わたなべ なおみ)さん。茨城県石岡市出身の30歳。幼くして両親が離婚し、貧乏な幼少時代を過ごしたそうです。中学卒業後はアルバイトをしながら貯金をためて、18歳でNSC(吉本総合芸能学院)東京校に入学(12期生、同期にはジャングルポケット等)。2度のコンビ解散からピン芸人として活動を始めた2008年に、ビヨンセのモノマネで注目を集めると、『笑っていいとも』にレギュラー出演し、一気に知名度を上げました。2017年7月にはTBSテレビの連続ドラマ『カンナさーん!』で連ドラ初主演を果たし、現在はNHK『土曜スタジオパーク』や、日本テレビ『ぐるぐるナインティナイン~ゴチになります!~』に、レギュラーとして出演中です。

渡辺直美さんが「家族に乾杯」に出演するのは、今回が初めて。旅の舞台は、茨城(いばらき)県の常陸太田市(ひたちおおたし)。茨城県の北東部にあって、北端は福島県に接しています。NHK朝の連続テレビ小説「ひよっこ」のヒロイン・谷田部みねこ(有村架純ちゃん)の出身地、「奥茨木村」の近くですね!。県庁所在地の水戸市からは、20キロほど北に位置し、徳川光圀公が晩年を過ごした「西山荘(西山御殿)」や、水戸徳川家歴代藩主の墓所である「瑞龍山」(ずいりゅうさん)などの名所が有名です。鶴瓶さんと渡辺さんは、「鯨ヶ丘商店街」で目撃されており、渡辺さんは「くじら屋」で鯨ヶ丘名物の”くじら焼”を堪能したらしいです。その後、「佐竹高校」を訪ね、高校生らとバレーボールを楽しんだとか!(笑)。


ロケが行われたのは、平成30年3月9日(金)。「金井町児童公園」で待ち合わせた、鶴瓶さんと渡辺さん。生憎の雨模様に鶴瓶さんが嘆くと、渡辺さんは、自分は”超晴れ女”ですが、マネージャーが”超雨女”だと・・・。でも、家族に乾杯のロケって、本当に雨の日が多いですよね。なのできっと、鶴瓶さんが”雨男”なのでは?(汗)。茨城県出身の渡辺直美さんは、2013年から3年間、同郷の綾部祐二さんと一緒に、「茨城県宣伝隊長」を務めたのですが、2012年に「魅力度ランキング」で47都道府県中で46位だった茨城県は、渡辺さんが宣伝隊長を務めた間、3年連続で最下位になってしまい、本当にショックを受けたそうです(笑)。実は、茨城県はその後も最下位をキープし続け、現在のところ5年連続最下位です(汗)。そこで渡辺さんは、自分自身が茨城の魅力をもっと知って、たくさんの人にその魅力を伝えたいと、渡辺さんもあまり行ったことがない常陸太田市を、今回の旅先に選んだそうです。

公園の東屋で、雨宿りすることにした鶴瓶さんと渡辺さん。鶴瓶さんは、渡辺さんと「笑っていいとも!」で共演していた当時、『もっと痩せた方がええんちゃうか?』と思っていたそうですが、どんどん太り続け、今や103キロ(汗)。とはいえ、ちゃんと動けて、どこも痛いところが無いので、『今がベスト体重ですね』と渡辺さん(笑)。二人は、ちょうど通りかかった地元の女性二人を呼び止め、茨城談義に花を咲かせます。茨城県は、魅力度ランキングは最下位ですが、住むといい所で、メロンやレンコン、乾燥芋(干しいも)の生産量は全国1位。納豆も有名です。常陸太田の名物といえばうどんで、「いづみや」さんが有名だそうです。

公園を後にした鶴瓶さんと渡辺さんは、町を歩いていると「鯨ヶ丘商店街」に出ました。すると、空き店舗を利用した「鯨ヶ丘ギャラリー」に、お雛様が飾ってあるのを見つけます。近づいてよく見てみると、ただのお雛様ではありません。「おもしろ雛」だそうで、”シェイプアップとバストアップしている雛人形”(平成26年作品)や、早くも先の平昌オリンピックで銀メダルを獲得した”カーリング女子雛”(平成30年作品)が飾られていて、”もぐもぐタイム”の様子も再現されていました(笑)。誰が作ったのかと辺りを見まわすと、2軒隣りにあったアンティークギャラリー「花てまり」の店先にも、同じ様なお雛様の作品が飾られているのを見つけ、話を聞いてみることに。すると、ここの店主の杉森さん夫妻が作っている作品だそうです。最初のきっかけは、町が寂しくなってきたからと平成23年に奥さんが立ち上げた「女子会」で、平成24年の雛祭りに、奥さんが店の着物の端切れを使って、その様子を模したお雛様を作ったそうです。すると、それを見ていたご主人、もっとロマンチックな作品がいいと、自転車に乗った男女を模した「春風の二人」という作品を作ったそうです。それから、だんだん凝り始めて、今のような「おもしろ雛」になったとか。作品の基になっている雛人形は、10年前に商店街に寄付されたもので、バラバラになったり色あせたものを、杉森さんらが手を加えて作品に仕上げているそうです。その後、二人は店に寄らせてもらい、ご夫婦に店のことや暮らしぶりなど、いろいろ話を聞かせてもらいました。ちょうど「おもしろ雛」のネタを探していた杉森さん、これ幸いと後日、鶴瓶さんと渡辺さんのロケの様子を作品にしてくれました。なんと、鶴瓶さんのお内裏様(男雛)は、頭の毛が抜かれてしまっていて・・・(笑)。

ここでスタジオから、仕事も見た目もスケールがでっかい渡辺さんにちなんで、「常陸太田市の魅力MAX!ビッグなもの」をビデオ紹介。もう、茨城に魅力がないなんて言わせません!(笑)。
 まずは、「飛び出せ!ビッグジャンプ」。高さ100メートルの竜神大吊橋で大人気なのが、高さ日本一の「バンジージャンプ」。体重105キロまで大丈夫なので、直美さんでも飛べます!(笑)。
 続いては、「ビッグスターに会える!」。レトロな煉瓦造りの建物「旧町屋変電所」は、朝の連続テレビ小説「ひよっこ」で、聖火リレーのロケ地に使われました。また、市内にある林では、昨年の大河ドラマ「おんな城主直虎」で、瀬戸村の長老・甚兵衛が直虎に『木を伐った後は植林しないと山崩れする』と教え、「甚兵衛の松」と称された、あのシーンが撮影されました。また、2009年に鶴瓶さんが初主演を務めた映画「ディア・ドクター」も、常陸太田市がロケ地です。
 最後は、「72年に1回?ビッグな祭り」。東金砂神社西金砂神社、二つの神社で72年に1回行われる祭りが、「磯出大祭礼」です。五穀豊穣祈願のため、一週間かけて75キロの道のりを歩きます。平安時代から続く祭礼ですが、なぜ72年に1回なのかは不明だそうです(汗)。次回は、なんと2075年の開催なので、渡辺さんは87歳、鶴瓶さんは123歳、ぜひ見に来てくださ~い!(笑)。

次は、先に地元の人に紹介されたうどん屋に行こうと思っていた鶴瓶さんと渡辺さんですが、杉森さんの奥さんの案内で、近所の「昇龍」に伺うことに。とんねるずの「きたなトラン」に出てきそうな、古くからあるこじんまりした中華料理屋さんです。厨房で料理してくれるのは、”見た目はコワイが心優しいお父ちゃん”で、なんと84歳だそうです(驚)。杉森さんオススメのタンメンは渡辺さんが、”気風のイイお母ちゃん”のオススメで『だいたい美味しい』という五目そばを鶴瓶さんが頂くことに。料理が出来るまでの間、出してもらったのは、封筒の上で乾かしてあった干し芋。干し芋は嫌いだと言っていた鶴瓶さんですが、とても美味しい干し芋で、手が止まりません(笑)。タンメンと五目そばを頂きながら、ご夫婦に、馴初め話など話しを聞きました。

食事を済ませた鶴瓶さんと渡辺さんは、ここで別れることに。ひとりになった渡辺さん、『お腹はいっぱいなんで、どうしよう?』と悩みながら商店街を歩いていると、『あっ、甘い物があるじゃない』と、「くじら屋」さんを訪ねることに!。すると買うどころか、お店の人がいる目の前で、先のお客さんから一個「くじら焼き」を分けてもらった渡辺さん、『餡子がパンパンに入っていて、美味しぃ~』と(笑)。くじら屋は、鯨ヶ丘商店街の無料休憩所も兼ねた町おこしの店として16年前にオープンして、今の店主の圓佛さんが3代目。鯨ヶ丘が大好きで、たまたま店を訪ねたたら、先代の店主から『今日で店を閉める』と聞かされ、つい『私が継ぎます!』と言っちゃったそうです(汗)。

一方の鶴瓶さんは、かつて自身が主演した映画「ディア・ドクター」(2009年公開)を撮影した、西河内中町へと向かいます。すると当時、休憩時間によく立ち寄っていたギャラリー「杜の詩」を見つけ、訪ねてみることに。オーナー夫妻は、当時の鶴瓶さんのことをよく覚えてくれていました。お二人に話を聞くと、ご主人は元は映画の手書きの看板を描いていたそうですが、コンピュータの時代になったのを機に、山の中に籠って喫茶店でもやろうと、この店をオープンしたそうです。ギャラリーの作品はご主人が作り、食事作りとディスプレイは奥さんの担当で、どうやらご主人は奥さんに頭が上がらない様子(笑)。

渡辺さんは、くじら屋で一緒になったお客さんから、店内で展示販売されている「河合のほうき」を紹介されました。この箒(ほうき)は、常陸太田市の河合地区で作られている100年以上続く伝統工芸品ですが、職人さんが皆高齢になってしまい、伝統を守るべく後継者の育成に取り組んでいるそうです。店内には、大小様々な箒が飾られていて、あまりに小さい箒もあって、何に使うのかと疑問に思った渡辺さん。圓佛さんに尋ねると、箒には安産の守り神とされる「箒(ははき)神様」が宿っていて、縁起がいいものとされ、小さな箒をストラップにしたり、わざと穂を付けたままで御目出度い飾り物にしたりもするそうです。長柄の座敷箒を一本買うことにした渡辺さん、『45万円ですって言われたらどうしよう』と心配しますが、なんと6千円だそうです!。

鶴瓶さんは、「杜の詩」で出会ったフェルト作家の大村由紀子さんを訪ねて、古民家アトリエ「羊のわ」にやってきました。アトリエに上がらせてもらい、飾られていた猫の作品を見た鶴瓶さん、まるで生きている本物の猫に見えるその作品の出来栄えに、ビックリさせられます(驚)。大村さんはアトリエで教室も開いていて、大勢の生徒さん達が作品作りに取り組んでいました。多くの生徒さんたちは、自分が飼っている猫や、もと飼っていた犬を作りたい、といった思いで教室に通って来るそうです。

ここでちょっと一息、茨城県常陸太田市の「家族に一杯」の時間です。
 やって来たのは、山間の赤土地区。4世代が暮らす一軒のお宅にお邪魔すると、台所でお母さんがお蕎麦を打っています。この辺りは昔から蕎麦の栽培が盛んで、お婆ちゃんが打っているのを見て、自分も作りたいと覚えたんだとか。そして、この辺りで受け継がれている伝統的な蕎麦の食べ方が、熱いけんちんで冷たいお蕎麦をさっぱり頂く、「つけけんちんそば」。家族みんなが揃った時には、きまってこのお蕎麦なんだそうです。ちなみに、今日の家族に一杯のコーナーのBGMは、「I'm Not The Only One」(サム・スミス)でした。

渡辺さんは、圓佛さんの車に乗せて貰い、近くで箒を作っている石川さんのお宅に連れて行ってもらうことに。実は圓佛さん自身も、「ほうきの伝統守ろう会」のメンバーで、自宅で箒を作っているそうです。会の人達の箒作りはまだ勉強途上で、作っているのは自宅ですが、昔職人さんだったお年寄りのお宅に行って、箒作りを習っているとのこと。でも、石川さんは自宅の裏でほうき草も栽培していて、締め紐は自分たちで草木染した手作りという、こだわり様。圓佛さんから、石川さんは箒だけでなくヨーグルト作りも名人と聞かされた渡辺さん、目をキラッキラさせていると、その手作りのヨーグルトを頂けることに。豆乳と麹から作ったヨーグルトに、自家栽培のブルーベリーが入っていて、天下一品の味だそうです。次に、作業している座敷で箒作りを体験させて貰うことになった渡辺さん、なかなか力の要る作業らしく、思うように上手くは作れませんでしたが、石川さんに手伝ってもらい、なんとかミニチュアの箒が完成!。それを手伝ってくれた石川さんにプレゼントしようとした渡辺さんですが、丁寧に断られてしまいました(笑)。

10年ぶりに映画の撮影地を訪ねた鶴瓶さん、地元の人達に『キャーキャー』と歓迎されると思いつつ、当時お風呂に入らせてもらっていたお宅を思い出して訪ねると、いきなり『カメラは止めてもらっていいですか』と、開けた戸を半分ほど閉められてしまった鶴瓶さんでした(笑)。鶴瓶さん演じるニセ医者の診療所として使われていた「西河内集会所」から下の道に降りると、何事かと様子を見に来た近所の「根本幸男商店」のお婆ちゃんと出会います。お婆ちゃんを含め、この辺りの人は、ほとんどが映画に出演したんだそうですが、この10年間で人はだいぶ減り、空家がとても増えてしまったそうです。ただ、映画にも出た菊池さんの家だったら、鶴瓶さんを歓迎してくれるだろうから、訪ねてみればいいと教えてくれました。

とにかく歓迎されたい鶴瓶さんは、期待を胸に西河内上町にある菊池さんのお宅を訪ねます。ところが、ここでも通り一辺倒の立ち話で、用が済んでしまいました。帰り際、お婆ちゃんからお茶でもと誘われた鶴瓶さん、このままじゃ帰れないと、家に上がらせてもらうことに(笑)。お婆ちゃんと暫く話をしていると、佐竹高校に通っているという孫のお姉ちゃんと、佐竹高校を受験して結果待ちという弟さんが帰ってきました。二人とも映画に出演してくれたそうで、ようやく当時の思い出話に花を咲かせることが出来た鶴瓶さんでした(笑)。

渡辺さんは、石川さんから人が大勢居るからと教えられた直売所、常陸太田物産センター「こめ工房」を訪ねることに。すると、お客さんは全然いませんが、スタッフの女性が大勢出てきて、『キャーキャー』と大騒ぎに!。その様子をスタジオで見ていた鶴瓶さん、『俺もこれを待っていたんや!』と(笑)。娘が渡辺さんの大ファンだという永田さん、スマホのテレビ電話を使って、佐竹高校に居る娘さんを渡辺さんに紹介してくれました。電話の向こう側にいる、女子高校生たちのハイテンションぶりを目の当たりにした渡辺さん、お客さんのいない直売所は諦め、佐竹高校に行ってみることに!。

茨城県立「佐竹高等学校」を訪ねた渡辺さん、永田さんの娘さんと出会い部活動のことを尋ねると、今日は雨だから体育館だったらバレー部が練習しているはずと教えてくれました。中学生時代、バレーボール部の部長をしていたという渡辺さん、ちょうどいいと体育館へ向かいます。体育館で、女子バレー部の生徒たちと顧問の森先生に迎えられた渡辺さん、レシーブ組とトス組に分かれ、先生のスパイクを受けながら、グルグル回るという練習に参加させてもらいました。ところが2週目にして、早くも息絶え絶えの渡辺さん。『楽しぃ~』と顔は笑っているんですが、肩は激しく上下しています(笑)。練習後、生徒さん達に将来の夢を尋ねると、一人の子が、音楽関係で裏方の照明や音響の仕事をやりたいと。そこで渡辺さん、彼女に撮影スタッフの照明役を体験させてあげたうえで、『これでNHKに紹介してもらえるから、紅白で照明をバチバチやっちゃいなよ!』と(笑)。

再放送は、4月20日(金)午前0時55分~午前2時10分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。

 


番組内で紹介された 常陸太田市の名物など

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 4月9日放送 半分、青い。SP 佐藤健と岐阜県恵那市ぶっつけ本番旅

旅のゲストは、俳優の佐藤 健(さとう たける)さん。埼玉県岩槻市(現・さいたま市岩槻区)出身の29歳。高校2年時に初めて訪れた原宿でスカウトされ、早々と2006年には俳優デビュー。2007年には、平成仮面ライダーシリーズ第8作『仮面ライダー電王』の野上良太郎(電王)役で初主演し、同年8月公開の同映画でも初主演。2012年8月公開の主演映画『るろうに剣心』がヒットし、続編も作られて、知名度を不動の物とします。この4月からスタートした、2018年度上半期のNHK朝の連続テレビ小説『半分、青い。』では、主人公の楡野鈴愛(にれの すずめ、ヒロイン=永野芽郁さん)の幼馴染、萩尾律(はぎお りつ)役を演じています。

佐藤さんは若いのに、「家族に乾杯」に出演するのは今回が3回目。平成26年(2014年)9月放送の「滋賀県大津市をぶっつけ本番旅」では、比叡山で阿闍梨(あじゃり)さんと出会ってありがたいお言葉をもらい、平成28年(2016年)10月放送の「京都府京都市のぶっつけ本番旅」では、就職活動中の大学生を応援したいと鶴瓶さんの母校「京都産業大学」を訪ねました(笑)。今回の出演は、新番組の朝ドラ『半分、青い。』の番宣も兼ねてですね!

今回の旅の舞台は、岐阜県恵那市。岐阜県の南東部の県境に位置し、長野・愛知両県に接していて、名古屋駅からは電車で1時間ほど。まさに、朝ドラの主人公・鈴愛の出身地として設定されている、岐阜県の「東濃地方」にあります。そして、朝ドラでもメインのロケ地となっているのが、岐阜県恵那市にある岩村町です(旧・恵那郡岩村町は2004年に合併して現在は恵那市岩村)。「家族に乾杯」の収録が日曜日だったということは、ひょっとして、朝ドラの撮影の合間のロケだったかもしれませんね。岩村町は、朝ドラの設定とも重なる、古きよき日本の農村風景を今に残しながら、「岩村城跡」など地江戸時代の面影を残す町並みが魅力です。


飛び石ロケが行われたのは、平成30年3月18日(日)。鶴瓶さんと佐藤さんは、朝ドラ『半分、青い。』のロケ場所としても使われた、岩村駅の裏手にある「岩村学童クラブ」近くの一色川に置かれた「飛び石」で待ち合わせをしました。主人公”鈴愛”の片耳が悪くなり、この飛び石を渡る際にフラっとなるシーンを撮影した場所だそうです。佐藤さんは、こうしたロケ地を再び訪れ、恵那の人々に直接お礼を伝えたいのと、恵那の魅力をアピールしたいと、恵那市を旅先に選んだそうです。

出会った鶴瓶さんと佐藤さんが、一色川の土手で立ち話をしていると、近所に住む安藤さんが、様子を見に近づいてきました。この辺り一帯の管理を、30年間もボランティアで続けているそうです(後日小野アナウンサーが調べた所、「20年間」の間違いだったと判明・・・)。一色川は、今は飛び石で渡れるとても小さな小川ですが、昔は度々氾濫して、2軒の家や安藤さんの車庫などが流されたそうです。そこで、県が河川敷公園として整備してくれたのを機に、ボランティア精神が旺盛な自分が、自発的に一帯の管理をしているんだとか(汗)。安藤さんによると、市内のあちこちに置いてある「竹の杖」は、みな安藤さんによる無償の手作りで、その数はなんと累計2万4千本。岩村は、岐阜のお宝に溢れていて、こんな小さな町なのに上下水道は完全完備、町には電柱が一本も無いと自慢します。その話を聞いた鶴瓶さん、目の前に立ち並ぶ電柱を見つけて、『ありますやんか、見えてませんか?これ!』と指をさし、大いに疑問を抱きます。実は、重要伝統的建造物群保存地区に指定された区域内だけの話でした(笑)。また、1001体もの金の仏像が安置された「石室千体仏」があり、7年目毎にご開帳されるそうです。前回は2012年でしたが、朝ドラ『半分、青い。』の放送に際して、今年の4月22日(日)~5月6日(日)までご開帳されるそうです。

今回は3回目の出演となるベテランゲストの佐藤さんですから、二人は早々に別れることに。とは言え、まず向かう先は、岩村駅前から東に伸びる岩村町のメインストリート。結局、先に行く鶴瓶さんを遠目に追いながら、同じ道を、同じ様に安藤さんに貰った竹の杖を突きつつ、歩き出した佐藤さん。しかし、暫くすると前を歩いていた鶴瓶さんは、岩村駅前にある料理屋「かわい」のお嫁さんと出会い、その店の方向へと曲がって行ってくれました(笑)。

ここでスタジオから、恵那の「半分、○○。」な物をビデオ紹介。
 まずは、市内を走る「明知鉄道」。およそ25km、長閑な田園風景を楽しむことが出来ます。明知鉄道では週6日、1日一本、季節ごとの料理を楽しむことが出来る食堂車が連結。つまり、『半分、列車。』『半分、食堂。』(笑)。
 次は、山間の山岡地区で作られている「細寒天」。海の恵みである天草をトコロテン状にして、冬場に2週間ほど外で干すと、ヒモの様に細い細寒天ができます。朝晩の寒暖差が大きいという山の恵がもたらす、山岡地区の特産品です。つまり、『半分、海の恵み。』『半分、山の恵。』。
 最後、明智地区は、大正時代に生糸の生産が盛んで、交通の要衝として栄えてきました。当時”モダン”と呼ばれた雰囲気の町並みを、今でも残していることから、「日本大正村」と親しまれています。つまり、『半分、平成。』『半分、大正。』。

一人旅になった佐藤さんは、岩村本通りに入ると、さっそく五平餅を売っている「あまから 岩村店」を見つけました。恵那で一番美味しい五平餅を食べたいと思っていた佐藤さんですが、せっかく最初に見つけたお店なので、一本頂いてみることに。クルミが入っていて、とても美味しいそうです(笑)。次に見つけたのは、焼栗を売っている「やまとや」さん。店先で座っていたお爺ちゃんの呼び込みに釣られ立ち寄った佐藤さん、山栗を焼いていたお婆ちゃんから一袋買うことに。

次に佐藤さんが出会ったのは、ちょうど一軒のお宅から小さな子供二人と出てきた服部さん親子。これから近くで開催されているクラフト展を見に行くそうなので、一緒に付いていくことに。途中、佐藤さんは洋品店「やすだや」の店先でご主人から、この店で撮影が行われたと声を掛けれます。奥さんから「おしゃれ木田原」だと教えられた佐藤さん、そういえば鈴愛の友達の菜生ちゃん(奈緒さん)の実家のシーンをこの店で撮影したと思い出しました(笑)。

続いて呼び止められたのは、民芸品店の「あしざわや」さんの店先。奥さん曰く、『ドラマの撮影でここの前をあんたが通ったんよ、その時 あんたとあたしはね、目があったんよね』と・・・(汗)。店内に飾られていた180年前のお雛様を見せてもらった佐藤さん、そこに居たお孫さんに、ついに邪魔になったのか、安藤さんの杖をあげてしまいました(笑)。この日はお祭りで、歩行者天国になっていた商店街は、先ほどまではさほど混雑していなかったのですが、佐藤さんが「あしざわや」から出てくると、とうとう大勢の観光客らに囲まれてしまい、佐藤さんも撮影スタッフも身動きが取れない状態に・・・(汗)。人混みをかき分け辿り着いたのは、甘味処の「かんから屋」さん。商店街でのドラマの撮影の際に、待ち時間の間、ここで待たせてもらったそうです。佐藤さんは、お客さんで溢れ返る店内で、観光客の皆さんと一緒に、この店の名物「かんから餅」を頂きました。

一方の鶴瓶さんは、道で出会ったお嫁さんに案内してもらい、割烹・和風レストラン「かわい」を訪ねることに。珍しい店名と不思議がった鶴瓶さんですが、着いてみると、和風レストランの裏手には座敷を沢山構えた別の割烹店が併設されていて、2種類の営業形態を持つとても大きな料理屋さんでした。鶴瓶さんが頂いたのは、お嫁さんオススメの「カツ丼」。卵とじのかつ丼ではないソースかつ丼ですが、名古屋や信州のとも違っていて、とても美味しいそうです。

食事が済んだ鶴瓶さんは、割烹の別の座敷にいた丸山さんご一家を見つけ、話を聞くことに。お父さんは喉の手術をしたばかりで声が出せませんが、バイクが趣味だと手振りで教えてくれました(笑)。その後、店の表に出た鶴瓶さんは、挨拶に出て来てくれた店のご主人と先代の二人に、店のことや家族の暮らしぶり等について話を聞きました。

かんから屋で、それまで付き合ってくれた服部さん親子にお餅をご馳走した佐藤さんは、大勢の観光客から逃れるべく、結局クラフト展には付いて行かず、ここで別れることに。そこで次は、朝ドラの方言指導の尾関先生から聞いていた、「恵那峡」に行ってみることにします。おみやげ・御食事処「榮屋」の店先で、また五平餅を売っているコーナーを見つけた佐藤さんは、再び五平餅にチャレンジすることに。木曽路生まれという女性から、唯一覚えた大阪弁だと『一本、150万円』と聞かされた佐藤さん、『最も世界で古いギャグですね』と返します(笑)。食べてみると、どこの店の五平餅もビミョーに味は違いますが、結局それぞれに美味しいということが分かったそうです。そこで、「恵那峡遊覧船」がもうすぐ出発と知らされ、走って改札に向かうと、なんと出発1分前(汗)。すんなり撮影許可は貰えましたが、支払いは後にして、まずは先に乗って下さいと急かされます。しかし、せっかく乗り込んだ遊覧船ですが、他の観光客はみんな外の景色を見ていて、佐藤さんは話しかけることも出来ません(汗)。

鶴瓶さんは、割烹「かわい」の若奥さんから、長男のママ繋がりで、お酒好きで酒蔵に嫁に入った人がいると聞いて、「岩村醸造」を訪ねることに。ご主人夫妻に話を聞いていると、ビール党の奥さんから、出身地の中津川よりも岩村の方が水は美味しいと聞いた鶴瓶さん、酒は我慢して、仕込み水を頂くことに(笑)。その後、店先で先代ご夫婦と若夫婦揃って、酒蔵経営のことや、家族の暮らしぶりについて話を聞きました。

ここでちょっと一息、岐阜県恵那市の「家族に一杯」。
 今日お邪魔したのは、明知駅道に乗ってやってきた山岡駅にある、「かんてんかん」。寒天資料館と寒天を使用した料理が頂ける飲食店が併設され、寒天のお土産物なども販売されています。ここで頂く本日の一杯が、「寒天ラーメン」。麺は山岡地区の名産、細寒天で作られていますので、とってもヘルシー。具材を併せても、一杯が150キロカロリーしかありません。さらに水で戻して直ぐに食べられるので、あっという間に出来て、環境にも優しい!。ナレーションの常盤貴子さんも、『今日はお代わりしちゃおうかな!?』と(笑)。ちなみに、今日の家族に一杯のコーナーのBGMは、「ジョアン(JOANNE)」(レディー・ガガ)でした。

恵那峡を後にした佐藤さんは、新たな出会いを求めて車で移動していると、道端で井戸端会議をしている御婦人方を見つけ、声を掛けてみることに。すると、今度「黒田歌謡教室」のカラオケ発表会があると、そのポスターを見せてくれました。立ち話も何なので、すぐ下に古民家を改築した喫茶店があるからと、古民家カフェ「Build a bridge」に場所を移して井戸端会議を延長、女子会を続けることに。古民家カフェのコタツに、佐藤さんと並んで一緒に入った、30年来の幼馴染という熟女4人組、健ファンの羨む声が聞こえてきそうです・・・(汗)。話しを聞く立場の佐藤さんですが、逆に女性陣に根掘り葉掘りインタビューされてしまいます(笑)。この店のオーナーは、若くて可愛らしい愛さん。古民家をひとりで2年がかりで片付け、自分のイメージで家具や調度品などを揃えて、ようやくオープンに漕ぎつけたそうです。その話を聞いた佐藤さん、『すべてに心配りが行き届いていて、(オーナーが愛さんだけに)愛が感じられます』と(笑)。

一方の鶴瓶さんは、恵那駅近くの住宅街を歩いていると、オシャレした女の子を連れた若いご夫婦と出会います。これから恵那文化センターで、彼女のピアノの発表会があるので、家族揃って出かけるところだそうです。頑張ってと見送った鶴瓶さん、ちょうど一緒に居た向かいのお宅の年配のご夫婦に、暮らしぶりなど話を聞きました。その後、道で自転車に乗った男の子に出会った鶴瓶さん、自宅を尋ねると、「オクムラ楽器」だそうです。今日お父さんはピアノの発表会に行っていると聞いて、先ほどの女の子の発表会と、偶然にも話が繋がりました。楽器店に伺い、お母さんとお婆さんに会って話を聞くと、お父さんは鶴瓶さんと同じ京都産業大学の出身だそうです。息子さんも、3時からの部でエレクトーンを弾くと聞いた鶴瓶さん、こんなことしている時間は無いと、一緒に文化センターに向かうことに。文化センターに行くと、先代のお爺さんとお父さんのほか、お父さんの兄弟やその子供たち、後から駆けつけたお母さんも合流し、鶴瓶さんは「家族に乾杯」らくし大家族に囲まれて、いろいろな話を聞くことが出来ました。

佐藤さんは、女性陣の歌声が聞きたいと、一緒に馴染みのカラオケ喫茶「Join」に行くことに。まずは神原さんが、ペギー葉山の「おもいでの岬」を熱唱。すると店のマスターも、山川豊の「黄昏」を歌ってくれました。大音量のカラオケの最中、佐藤さんには横から、『”青い山脈”って分かります?』との耳打ちする声が・・・(汗)。女性に肩を押さえつけられ、『健くんも一緒に歌って欲しいの~』と言われ、とうとう逃げられなくなってしまった佐藤さん、皆さんと一緒に「上を向いて歩こう」を歌うことに(笑)。それを見ていた鶴瓶さん、『勝手に歌うなって、事務所が怒るでぇ』と大笑い!。歌い終わるとマスターから『95点です』と評された佐藤さんの歌唱力、いやいや、さすがのレベルでした!。後日、女性陣に佐藤さんと出会った感想をインタビューした映像が、最後にスタジオで紹介されました。佐藤さんに出会った翌日は、浮かれすぎてご飯を炊くのを忘れたとか、孫から『お婆ちゃんだけズルい』とか『手を洗っちゃだめ』と言われたりしたと、楽しい思い出を語ってくれました(笑)。

再放送は、4月13日(金)午前1時00分~午前2時15分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。

 


番組内で紹介された 恵那市の名物など

 4月2日放送 篤姫登場! 北川景子と鹿児島県指宿市ぶっつけ本番旅

旅のゲストは、女優の北川景子(きたがわ けいこ)さん。兵庫県神戸市出身の31歳。夫は歌手でタレントのDAIGOさん。私的には、2016年放送の日本テレビ系列水曜ドラマ『家売るオンナ』で主演を務めた、営業チーフ”三軒家万智”役のイメージが強く残っています(笑)。現在、NHK大河ドラマ『西郷どん』(せごどん)では、島津御一門四家の娘、”於一”(後の天璋院篤姫)役を演じています。北川さんが「家族に乾杯」に出演するのは、今回が初めて。

『西郷どん』には、鶴瓶さんも”岩倉具視”役で出演することが決まっています。そんな二人が訪れた旅の舞台は、鹿児島県指宿市。指宿市の今和泉(いまいずみ)地区は、かつて篤姫の生家である薩摩藩島津家の領地だった土地柄で、現在の今和泉小学校が建っている場所には、篤姫が幼年期に過ごしたといわれる今和泉島津家別邸(領主仮屋)がありました。また指宿は、西郷さんにとっても縁の地で、狩りと温泉を好んだ西郷さんは、指宿にある鰻湖(まんこ)畔にたたずむ「鰻(うなぎ)温泉」を、度々訪れていたそうです。今年1月12日には、大河ドラマの放送に併せて、「いぶすき西郷どん館」がオープンしました!。


ロケが行われたのは、平成30年2月12日(月・振替休日)。篤姫が幼少期を過ごしたという、指宿市今和泉地区の海岸に建てられた、「於一像」の前で待ち合わせた鶴瓶さんと北川さん。北川さんは、大河ドラマの撮影に臨むにあたり、篤姫ゆかりのこの地を、時代考証の原口先生と既に一回訪れているそうです。その時は、役柄である篤姫について知るための旅でしたが、今回は篤姫ゆかりの地で、地元の人達と触れ合いたいと、旅の目的を語ってくれました。

海岸を離れ、住宅地を歩き出した鶴瓶さんと北川さん。生憎の雨模様で、振替休日ということもあって、まったく人と出会えません。そこで鶴瓶さん、「野元表具店」の看板が掛かった一軒のお宅を、そーっと覗いてみることに。すると、ちょうど玄関に出てきたご主人と鉢合わせ!。しかしこの野本さん、とても明るく親切な方で、『勝手に開けてよかよ!』と(笑)。実は野本さん、2008年の大河ドラマ「篤姫」が放送されるに当って、地元の有志で立ち上げた「今和泉篤姫会」のメンバーだそうで、島津家別邸跡地を案内してくれることに。小学校の敷地に勝手に入ったら叱られると心配する鶴瓶さんですが、『わたしが付いていくから大丈夫ですよ!ワハハ』と(汗)。途中、今和泉小学校の前にあった砂浜に降りる石段は、「篤姫がのぼったかもしれない階段」だと教えてもらった鶴瓶さん、北川さんに『ちょっと下りてみなはれな』と言い、実際に階段を登らさせると、その姿を見ながら『キレイな篤姫やな~』と。すると野本さんも、『うちの母ちゃんもキレイけど、もっとキレイですねぇ』と(笑)。野本さんが校長先生に電話して了解を貰ってから三人で小学校の敷地に入ると、小学校の玄関脇には、篤姫も使ったとされる「今和泉島津家伝来の手水鉢」が置かれていました。しかし、野本さん含め地元の人達は、2008年の大河ドラマで篤姫が取り上げられるまで、今和泉地区が篤姫ゆかりの地であったとは露知らず、放っておかれたんだとか・・・(汗)。

ここでスタジオから、小野アナウンサーが指宿が誇る「不思議スポット」をビデオ紹介!。
 まず最初は、指宿を神秘的に彩る不思議スポット!謎の光景、砂に埋められた人々・・・。海沿いにある小屋の中、そこには・・・砂に埋められた人の姿が!?。実はこちら、「砂むし温泉」。冷え性も改善し、美容効果抜群だそうです!。お肌も、『キンゴキンゴ』するらしいですよ!(笑)。
 期間限定!海に現れる○○・・・。鹿児島湾に浮かぶ「知林ヶ島」では、3月から10月までの干潮の時、長さ800mの砂の道が出現し、歩いて渡れるようになります!。知林ヶ島は陸と繋がることで、「縁結びの島」とも言われているそうです。
 未知の生物が潜むといわれる九州最大の湖「池田湖」は、周囲15km、深さ233m。ここに潜んでいるのが、謎の生物、「イッシー」。1978年に目撃されました。信じるか信じないかは、あなた次第・・・(汗)。

いったん野本さんのお宅に戻り、100年前に建てられたという家の立派な梁などを見せてもらった鶴瓶さんと北川さん、御暇しようと表に出ると、向かいの立派な家が目に留まります。『このお宅は?』と尋ねると、『詫間さんのお宅ですね、行ってみましょうか?』と野本さん。突然の訪問にも係わらず、詫間さん夫妻に玄関先で歓待された二人は、ふくれ菓子やダイコンの漬物を出してもらい、美味しく頂きました。すると野本さん、携帯電話で自慢の奥さんを呼んでいます。野本さんのキレイな奥さんに会いたいと鶴瓶さん、詫間さんのお宅に上がらせてもらい、待つことに。

するとそこに、鶴瓶さんらが詫間さんの家にいることを聞きつけ、ボランティアで観光ガイドをしている「指宿まるごと観光ガイド会」の女性陣が訪ねてきました。そうこうしている内に、野本さんのキレイな奥さんも登場(笑)。二人は、大勢の地元の方々と触れ合いながら、『よかにせ、よかおごじょ』といった方言や、西田敏行さんが西郷どんのナレーションで毎回最後に語る『こよいはここらへんでよかろうかい、西郷どん もちっと気張らんか、チェスト!』という言葉の意味について話を聞きました。『ここらへんでよかろうかい』というのは、西郷さんの今生の別れの言葉だそうです。城山の岩崎谷で、鉄砲の弾を受けて動けなくなった西郷さんは、傍らにいた別府晋介に向かって、『晋どん、もうここらへんでよかが、俺の首をはねろ』と言ったとか。

詫間さんの家を出た所で、鶴瓶さんと北川さんは別れることに。

一人旅になった北川さんは、まずはお腹が空いたので、お昼ご飯を食べたいと、指宿駅前へとやってきました。駅前の足湯に浸かっていた地元の小学生らに、この辺で美味しいお店を教えて欲しいと話しかけると、子供たちは相談しながら「タケトラがいい」と、案内してくれることに。ぞろぞろと北川さんと一緒に歩く小学生、西郷どんは見ているらしいですが、どうやら篤姫を演じている北川さん本人だとは、まったく気が付いていない様子(笑)。

たけとら (TAKETORA )」は、休日には長い行列が出来る人気店だそうですが、だいぶ遅い時間だったため直ぐに入ることができた北川さん、人生初の取材交渉に臨むことに!。北川さんは、スタッフやオーナーに事の次第を説明するのですが、ビックリした相手は話しを聞くどころか、北川さんに見とれて、『すごーい』『顔、ちっちゃーい!』という言葉しか返ってきません(笑)。もちろん問題なく食事にありつけることになった北川さんは、本枯節(カツオ節)が上にのった指宿のご当地ラーメンで、納豆と温泉たまごが入った「勝武士らぁめん・味噌」を頂くことに。すると早速、大根の漬物が出てきました。鹿児島ラーメンにはお漬物が付き物なんだそうです!。北川さんがオーナー夫妻に、足湯に居た小学生達に連れてきてもらったと話すと、『探し出してご褒美上げておきます』とご主人。後日、探し出された小学生達はタケトラに招待され、ご褒美のラーメンを頂いたそうです(笑)。

一方の鶴瓶さんは、砂むし温泉に入りたいと、雨の中、温泉を探しながら海岸沿いを歩いてみますが、それらしい建物は見当たりません(汗)。そこで、通りがかった車を止め、乗っていた年配の男性に場所を尋ねると、『あと500メートルくらい真っ直ぐ行ったところ、歩いて5分くらい』だそうです。しかし、ようやく見えてきた湯煙の立つ場所は、まだまだ遥か遠く・・・(汗)。歩き疲れた鶴瓶さんは、車に乗せて貰い、ようやく「砂むし会館 砂楽」に到着。しかし、温泉施設は観光客で大そう賑わっている様子。そんな人ごみの中で裸になるのも憚れると鶴瓶さん、諦めて温泉は後にすることに。

ここでちょっと一息、鹿児島県指宿市の「家族に一杯」。
 やってきたのは、指宿駅前にある郷土料理の店「青葉」。この店で頂く本日の一杯は、「温たまらん丼」。地元の黒豚と野菜の丼ぶり、真ん中にはプリップリの温泉たまごが載っています。ほんのり塩気のある温泉卵が、どんぶりによく合うんだそうです。海辺の砂を掘ると温泉が湧く指宿では、海水浴をしている間に掘った穴に卵を入れておくと、帰ってくる頃には温泉たまごが出来るんだとか。指宿では、ご当地グルメとして、お店ごとにアレンジした温たまらん丼が食べられるそうです。ちなみに、今日の家族に一杯のコーナーのBGMは、「What Can I Say (After I Say I'm Sorry)」(The Red Garland Trio)でした(たぶん)。

温泉を諦めた鶴瓶さん、出会いを求めて湯の浜地区を歩いていると、公園の向こうから立ち上る湯けむりを見つけ近づいてみると、どうやらそこが元湯(源泉)場所の様です。たまたま表に出てきた近所の年配の女性に話を聞くと、この源泉のお湯が家の風呂に引かれていて、自宅に居ながらタダで温泉に入ることが出来るんだそうです。お湯の温度は80度もあり、水を足すと水道代がかかるので、朝のうちに浴槽に温泉をためておいて、お風呂に入る頃までに冷ますんだとか。うらやましい~。今頃ちょうどいい湯加減だと聞いた鶴瓶さん、風呂場に上がらせてもらい、湯船に手を入れ湯加減を見ると、女性に向かって『一緒に入ってくれません?』と・・・(笑)。

北川さんは、訪ねてみたかったと、「いぶすき西郷どん館」を訪れます。テレビカメラと北川さんを見つけた職員の方が出て来てくれて、今度は労なく撮影の許可を頂くことが出来ました(笑)。飾られていた自分の等身大の篤姫のパネルなどを見学した北川さん、せっかくなので、施設で働いている女性にも集まってもらい、篤姫が称された「薩摩おごじょ」と、それに対する「薩摩隼人」の謂れについて教えて貰いました。また、西郷さんが鰻温泉を訪れた際に宿の方にプレゼントしたとされる外国製のシャツを見学した北川さん、その末裔の方が鰻温泉に居ると聞き、訪ねてみることに。

鶴瓶さんが、再び住宅街を歩いていると、商店「かめのその」の前で、店主の奥さん呼び止められます。店の中にいた白杖を持った女性を見つけた鶴瓶さん、店に入って話を聞くことに。鶴瓶さんの来訪に大喜びの奥さんは、隣に住んでいる孫たちを電話で呼ぶと、直ぐに可愛らしい3人の孫娘がやってきて、店内は大そう賑やかに。鶴瓶さんは皆さんから、家族のことや暮らしぶりについて話を聞くことができました。孫娘のお父さん(娘婿)は大工で、いまは近所で大きな家を一人で建てていると聞いた鶴瓶さん、孫たちに案内してもらい、お父さんに会いに行くことに。孫たちによると、家では無口で殆ど話さないというお父さんですが、鶴瓶さんが訪ねると、とても気さくに話をしてくれました(笑)。

鰻(うなぎ)温泉」を訪れた北川さん、「松前」の奥さんから、ロケを知って集まってきた人の中にいた観光協会の方を紹介してもらい、西郷さんからシャツをプレゼントされた宿の末裔という、福村さんのお宅まで案内してもらうことが出来ました。福村さんの奥さんから、シャツを貰うことになった事の成り行きを聞く北川さん、ふすまの向こうからグラスに氷の当る音が聞こえ、奥さんにご主人のことを尋ねると、ちょっと早いですが仕事を終えて「だいやめ」(晩酌)を始めているそうです。一杯飲んでいるので、気を使ってご主人を呼ばなかった奥さんですが、後から北川さんが来ていたと知ったご主人、北川さんに会いたかったと、大そう残念がったそうです(笑)。

再放送は、4月6日(金)午前1時15分~午前2時30分(木曜日の深夜)に、NHK総合で放送予定です。

 


番組内で紹介された 指宿市の名物など

 

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