令和7年度の芥川龍之介賞において、候補作として選考にノミネートされた全小説の一覧です。
※ 2025年上半期の第173回芥川賞の候補作品が決定しました!。
※ 2025年度の直木三十五賞の候補作・受賞作は、【直木賞2025】のページへ!
2025年下半期、第174回芥川龍之介賞(芥川賞)の候補作は 2025年12月15日頃に、芥川賞受賞作は 2026年1月15日頃に発表される予定です。
第173回(2025年上半期)芥川賞にノミネートされたのは、4作品。国語指導助手として米国から来日後に京都文学賞を受賞しデビューしたグレゴリー・ケズナジャット(41)さんは2022年下半期の『開墾地』に続き2度目、向坂くじら(30)さんも1年前の初小説『いなくなくならなくならないで』で芥川賞の候補に選ばれて今回が2度目のノミネート。群像新人文学賞受賞作が候補作となった駒田隼也(30)さんと、18歳だった2022年に『ビューティフルからビューティフルへ』で文藝賞を受賞しデビューした日比野コレコ(21)さんは初のノミネートです。
今回の芥川賞・直木賞の選考委員会は、2025年7月16日(水)午後に東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれ、夜には選考結果が発表される予定です。
![]() 「トラジェクトリー」(文學界 6月号) グレゴリー・ケズナジャット |
![]() 「鳥の夢の場合」(群像 6月号) 駒田隼也 |
![]() 「踊れ、愛より痛いほうへ」(文藝 春季号) 向坂くじら |
![]() 「たえまない光の足し算」(文學界 6月号) 日比野コレコ |
英会話学校で働く主人公が、語学を教える立場の職業を通して島国に住む日本人にとっての英語とは何か、大国から来日した米国人にとっての日本語とは何かを問いただした物語。
著者:駒田 隼也
第68回群像新人文学賞受賞!
「おれ、死んでもうた。やから殺してくれへん?」蓮見の頼みに、初瀬が自らの意思を決めるまでの五十五日。夢と現、過去と現在を行きつ戻りつ、視点は移ろい境界は溶けて、原初の感覚から目の前の世界を見つめていく。(講談社)
著者:向坂 くじら
初小説にして芥川賞候補作となった『いなくなくならなくならないで』に続く、向坂くじらの小説第二弾! 幼い頃から納得できないことがあると「割れる」アンノは、愛に疑念を抱いていて――。(河出書房)
著者:日比野 コレコ
「痩せたら何もかもが変わる!」美容外科のポスターの啓示に打たれて、薗は「異食の道化師」になった。