平成27年のプロ野球、解説者による順位予想。解説者による順位予想。巨人とソフトバンクの独走を止めるのはどのチーム?
※ このページは、2015年の順位予想のページです。新しい、今年のページはこちらへ。
2014年のセントラル・リーグは、読売ジャイアンツ(巨人)がリーグ優勝3連覇を飾り、2位以下の順位も2013年と全く同じ結果となりました。
一方のパシフィック・リーグは、福岡ソフトバンクホークスが3年ぶりの優勝となりました。前年の覇者・東北楽天ゴールデンイーグルスは、最終戦でオリックスに逆転負けして、最下位に転落してしまいました。
そして、2014年の日本シリーズは、セリーグ2位ながらクライマックスシリーズを無敗で勝ち上がった阪神が、29年ぶり2度目の日本一を狙って、パリーグの覇者・ソフトバンクと対戦しましたが、結果は4勝1敗でソフトバンクが日本一に輝きました!。
さて、2015年のプロ野球はどうなることでしょう?。今シーズンは3月27日(金)に、セパ揃って開幕です。
新しい年が明けたばかり、キャンプインどころか、まだ補強だって済んでいないのに、産経新聞の大阪運動部プロ野球担当記者の4人が、『長年の経験とカンで当てます。当ててみせます!』と、2015年のペナントレースの結果を予想しています。
解説者による順位予想が出てくるまで、とりあえず参考までに、この【プロ野球2015年担当記者順位予想】を掲載しておきましょう!。
1月26日、日刊大衆も「”日本一早い順位予想” 2015年は広島とソフトバンクが優勝する!」という記事を掲載しました。この順位予想も追加しておきます。(1/28)
順位 | 鮫島(デスク) | 坂井(阪神担当) | 嶋田(阪神担当) | 喜瀬(オリ担当) | 日刊大衆 | (昨年順位) |
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優勝 | 阪神 | 阪神 | 阪神 | 広島 | 広島 | 巨人 |
2位 | 広島 | 広島 | 巨人 | 巨人 | 阪神 | 阪神 |
3位 | DeNA | 巨人 | 広島 | DeNA | 巨人 | 広島 |
4位 | 巨人 | DeNA | ヤクルト | 阪神 | DeNA | 中日 |
5位 | ヤクルト | 中日 | 中日 | 中日 | 中日 | DeNA |
6位 | 中日 | ヤクルト | DeNA | ヤクルト | ヤクルト | ヤクルト | 備考 | 西暦の下1桁が5のシーズンには、セパどちらかで関西球団が優勝する法則に期待。 | 去年の雪辱をスパイスに、球団創設80周年の意地で、阪神の10年ぶりリーグ優勝がみたい。 | 今季80周年への意気込み熱い和田監督、前季80周年の巨人に倣い、今年阪神が優勝しないはずがない! | 面白くなりそうな願望で予想。広島は黒田が復帰して投手陣が充実、緒方新監督でベンチもピリリムード。 | 科学的戦力分析「SM理論」による順位予想。広島が、WHIP・OPS共に主力選手の数値が抜きん出て高い。 |
順位 | 鮫島(デスク) | 坂井(阪神担当) | 嶋田(阪神担当) | 喜瀬(オリ担当) | 日刊大衆 | (昨年順位) |
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優勝 | オリックス | ソフトバンク | オリックス | オリックス | ソフトバンク | ソフトバンク |
2位 | ソフトバンク | オリックス | ソフトバンク | ソフトバンク | オリックス | オリックス |
3位 | 西武 | 楽天 | 日本ハム | 西武 | 西武 | 日本ハム |
4位 | ロッテ | 日本ハム | 西武 | 楽天 | 日本ハム | ロッテ |
5位 | 楽天 | 西武 | ロッテ | 日本ハム | ロッテ | 西武 |
6位 | 日本ハム | ロッテ | 楽天 | ロッテ | 楽天 | 楽天 |
備考 | セと同じ理由。阪神はともかく、オリックスは金子が残留、大補強もあり楽しみ。パは2強4弱。 | 智恵者の工藤新監督のSBと大型補強のオリックス、2強の覇権争い。大久保新監督の楽天が台風の目か? | すさまじい戦力補強のオリックス。対するSBは、松坂が加入し工藤新体制の下でどこまで一丸となれるか? | 打線の補強で投打のバランスが取れたオリックスの19年ぶりVを期待。SBは松坂次第。2強対決が見物。 | 12球団一のWHIPと、リーグ2位のOPSで、優勝指数はダントツの97.9。ポイントは松坂だが、打線も強力。 |
3月15日(日)の深夜、日本テレビで放送の「Going!Sports&News」で、レギュラー解説者の江川卓さんが、オープン戦も佳境というこの時期に、さすが”風雲の志”高い江川さん、誰が何と言おうと、自らの大波乱の予想をいち早く発表!。ただ、意外性を目論んで、ヤクルトを優勝と予想した結果が、どう出るか?。一週間後には、赤星解説者も、自らの予想を発表しました。
【5/25 追記】 昨年の予想で、見事にセの順位を的中させた、須藤豊さん、田尾安志さん、桧山進次郎さん、谷沢健一さん、また惜しかった張本勲さんの予想を、掲載しました。
そして・・・
パリーグは10月6日でレギュラーシーズンの全日程を終了。セリーグは、4位広島カープのCSシリーズ進出をかけた中日との最終試合が、10月7日にマツダスタジアムで開催されました。
カープは、是が非でも負けられないこの試合、先発に絶対的なエース・マエケン(前田健太投手)を投入。一方の中日は、日本プロ野球史上最年長投手で、今季限りで引退を表明している山本昌(50)投手が登板。山本昌投手は、広島の丸に3球を投げセカンドゴロに打ち取ると、涙を流しながらマウンドを降り、現役生活32年に別れを告げました。
試合は、広島のエース前田は7回6安打無失点と粘ったものの、8回に登板した2番手の大瀬良が2失点、代わった中崎も1点を失い、この回に中日は3得点を上げ、試合を決めました。中日に0対3で負けた広島は、結局4位に終わり、3年連続のクライマックスシリーズ進出はなりませんでした。
この結果、セントラル・リーグの順位は、優勝が東京ヤクルトスワローズ、2位が読売ジャイアンツ(巨人)、3位が阪神タイガースと決定しました。10月10日からは、東京ドームでの巨人vs阪神戦で、クライマックスシリーズが始まります。
一方のパシフィック・リーグは、福岡ソフトバンクホークスが、圧倒的な強さでリーグ2連覇を成し遂げました。2位は北海道日本ハムファイターズ、3位が千葉ロッテマリーンズです。前評判の高かったオリックスは、補強選手が予想外の大誤算で、最後は粘って楽天に最下位を譲ったものの、5位に甘んじる結果となってしまいました。パリーグも同じく10月10日から、札幌ドームでの日本ハムvsロッテ戦で、クライマックスシリーズが始まります。
さてさて、予想結果ですが、 セリーグでは、開幕二週間も前に先陣を切って予想を発表した江川卓さんが、見事、ヤクルトの優勝予想を的中させました!。由規投手は戻らず終いでしたが、他の投手陣が予言どおり防御率3点前後で踏ん張り、打の力で混戦を制するであろうことまで言い当てた予想力は、見事です。しか~し、古巣の巨人の5位予想はいただけません。プラマイゼロで、星は三つがせいぜいかと。原監督の任期満了で、来シーズンの新監督候補に、江川さんの名前も挙がっていますが、この予想結果が災いして、それも危うし?(笑)。
他の解説者の予想は、セリーグは予想外のヤクルトの優勝があり、パリーグは予想外のオリックスの惨敗があり、2015年シーズンは、散々な予想結果となってしまいました。
順位 | 江川 卓 | 赤星憲広 | 山崎武司 | 高木 豊 | 江本孟紀 | (最終順位) |
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優勝 | ヤクルト ◎ | 阪神 | 巨人 | 巨人 | 巨人 | ヤクルト |
2位 | 阪神or広島 | 巨人 ◎ | 阪神 | 阪神 | 広島 | 巨人 |
3位 | 広島or阪神 △ | ヤクルト | 広島 | DeNA | 阪神 ◎ | 阪神 |
4位 | DeNA | 広島 ◎ | ヤクルト | 広島 ◎ | DeNA | 広島 |
5位 | 巨人 | DeNA | 中日 ◎ | 中日 ◎ | ヤクルト | 中日 |
6位 | 中日 | 中日 | DeNA ◎ | ヤクルト | 中日 | DeNA |
備考 | ヤクルトはリーグトップ打率の打線に、去年故障していた由規・小川ら主力投手が戻り、防御率3点台中盤なら優勝。 | オープン戦防御率0点台の投手が居並ぶ阪神が盤石と予想。巨人の戦力ダウンも、長野が戻り底力はある。 | 巨人の戦力ダウンは確かだが、他チームも戦力の上積みがそれほどない。阪神は鳥谷の残留が最大の補強、戦力的には1位かも。 | 巨人はオープン戦で調子が上がってこなかったが、実力者が多く心配は要らない。開幕して気持ちが入れば全然違うチームに。 | 菅野が順調に勝ち星を重ねれば巨人の独走もあり得る。いい補強をしたDeNAは、万年最下位からAクラス入りのチャンスも。 |
順位 | 須藤 豊 | 田尾安志 | 桧山進次郎 | 谷沢健一 | 張本 勲 | (最終順位) |
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優勝 | 巨人 | 阪神 | 阪神 | 巨人 | 巨人 | ヤクルト |
2位 | 阪神 | 広島 | 広島 | 広島 | 阪神 | 巨人 |
3位 | 広島 | 巨人 | 巨人 | 阪神 ◎ | 広島 | 阪神 |
4位 | DeNA | DeNA | ヤクルト | ヤクルト | 中日 | 広島 |
5位 | ヤクルト | ヤクルト | DeNA | DeNA | DeNA | 中日 |
6位 | 中日 | 中日 | 中日 | 中日 | ヤクルト | DeNA |
順位 | 江川 卓 | 赤星憲広 | 山﨑武司 | 広澤克実 | 江本孟紀 | (最終順位) |
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優勝 | オリックス | オリックス | ソフトバンク ◎ | オリックス | ソフトバンク ◎ | ソフトバンク |
2位 | ソフトバンク | ソフトバンク | オリックス | ソフトバンク | オリックス | 日本ハム |
3位 | ロッテ ◎ | 西武 | 日本ハム | 日本ハム | 日本ハム | ロッテ |
4位 | 日本ハム | 日本ハム | 西武 ◎ | 西武 ◎ | 楽天 | 西武 |
5位 | 西武 | ロッテ | 楽天 | ロッテ | 西武 | オリックス |
6位 | 楽天 ◎ | 楽天 ◎ | ロッテ | 楽天 ◎ | ロッテ | 楽天 |
備考 | オリックスは投手力が凄く、打線も補強してダントツで間違いない。SBはバランス良く、ひっくり返す可能性はややあり。 | オリックスとソフトバンクが抜け出て均衡。ただ打線が良く、金子投手が間に合うオリックスが一枚上か。 | 今年もSBとオリの2強争い。SBはオープン戦でも普通に勝っていて、仕上げの必要すら不要。投手陣に素材が揃っている。 | 大補強に加え、昨年セーブ王の平野投手が残留したオリックスが上と予想。 | 投打ともにそろっているSBが一枚上。オリックスは大型補強も、指揮官の評論家のような姿勢に釘。他4球団は予想する意味がないとも。 |
順位 | 須藤 豊 | 田尾安志 | 桧山進次郎 | 谷沢健一 | 張本 勲 | (最終順位) |
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優勝 | ソフトバンク ◎ | ソフトバンク ◎ | オリックス | ソフトバンク ◎ | ソフトバンク ◎ | ソフトバンク |
2位 | オリックス | オリックス | ソフトバンク | オリックス | オリックス | 日本ハム |
3位 | 西武 | 日本ハム | 日本ハム | ロッテ ◎ | 西武 | ロッテ |
4位 | ロッテ | ロッテ | 西武 ◎ | 西武 ◎ | 日本ハム | 西武 |
5位 | 楽天 | 西武 | ロッテ | 日本ハム | ロッテ | オリックス |
6位 | 日本ハム | 楽天 ◎ | 楽天 ◎ | 楽天 ◎ | 楽天 ◎ | 楽天 |
※ 敬称略
3/22(日)で、オープン戦が終了!。オープン戦で好成績を残したのは、セは”横浜DeNA”、パは”ソフトバンク”でした。
そして、いよいよ3/27(金)に、2015年のプロ野球・ペナントレースが開幕しました。スタートダッシュを決める球団は何処か!?。
開幕から約1か月、4月末現在で、セリーグの首位に立つのは巨人、パリーグの首位は日本ハムです!。
巨人は、ケガ人続出と主力の貧打でスタートダッシュに失敗、最初はスポーツ紙に叩かれましたが、蓋を開けてみればなんだかんだで首位に。それとは逆に、大方の上位予想の阪神と、今年はAクラス入りが期待された広島が、下位に沈んでしまっています・・・。中畑DeNAは、オープン戦に引き続き絶好調!?。
一方のパリーグでは、オフに総額40億円とも言われる大補強をして、首位予想断トツのオリックスが、なんと最下位です。主力打線のケガによる離脱も問題ですが、何と言っても大リーグ帰りの松坂が、まだ一軍のマウンドを踏めていない状況に・・・。
開幕から約2か月、5月26日からは早くも交流戦が始まります。
交流戦前の序盤戦の順位は、セリーグはまさかのDeNAが絶好調!。しかし、DeNA躍進の立役者である筒香が、5/24の阪神戦で右太もも裏を痛め、交流戦への出場が危ぶまれる事態に・・・。また、前評判が高かった阪神と広島は、未だに浮上できずにいます。
パリーグは、4月末と順位に変動はありませんが、相変わらず大型補強で前評判の高かったオリックスは、断トツの最下位を驀進中。その補強の目玉である松坂は、今季絶望との見出しも・・・。
6月16日(火)で、交流戦の全試合が終了しました。交流戦の優勝は、12勝6敗のソフトバンクでした。2位以下は、日本ハム、、楽天、ロッテと続き、6位に阪神が、セリーグから唯一、”勝ち越し組”に入りました。
今年の交流戦は、短期決戦の日程のため、事前予想ではセ・パの差が開かないと予想した解説者が多かったのに対して、蓋を開けてみたら、まったくその逆で、パ・リーグの完勝、セの惨敗で終わってしまいました。その理由について解説者の見解は、「パリーグの打者にとってはパワーのないセリーグの投手は打ちやすいんでしょうね」(山﨑武司氏)、「パリーグの打者は強く振ることを第一に考えていて、テクニックに走りすぎるセの打者と比べて力勝負で上」(藪恵壹氏)、「個人の力量の差」(大塚光二氏)などなど。個人的には、『北から南まで長距離移動しながら長いシーズンを戦っているパ・リーグのチームは、最後は体力勝負になるため、鍛え方がセと比べて、ハンパなく凄い』という印象でした。
なお、パリーグでは、オリックスが唯一負け越して9位と、未だにパリーグの中で断トツ最下位を低迷中。一方のセリーグで、交流戦前にトップに立ったDeNAは、交流戦で3勝14敗と大敗して最下位に終わり、セリーグでのトップの座を、再び巨人に譲り渡してしまいました。
7月15日(水)で、前半戦の全てのゲーム日程が終了しました。7月17日(金)には東京ドームで、18日(土)にマツダスタジアムで、「マツダオールスターゲーム2015」が開催されます。
前半戦を終了して、セリーグの順位は、交流戦後に一時トップに立った阪神はまた沈み、交流戦で惨敗を喫したDeNAが、主砲筒香の復帰と復調もあって、再びゼッコウチョウ!で首位に浮上しました。とは言え、トップから最下位まで4ゲーム差しかない中に、6チームが蠢き合っており、よく言えば”混戦”。しかし、実際に感じるところは、”どんぐりの背比べ”・・・。
一方のパリーグは、強弱入り乱れての激戦続き。前半戦を終了して、昨年優勝のソフトバンクが、2位の日本ハムに3.5ゲーム差をつけて、首位で折返し。リーグトップのチーム打率を誇る強力打線が、他を寄せ付けず、このまま首位独走か!?。
夏の暑さはどこへやら。このところは秋雨続きで、肌寒い日も。各チームの試合数は120試合前後となり、今年から年間試合数が143試合となったことで、残すは20数ゲームとなりました。
この8月末の時期になって、ようやくセリーグのトップに立ったのは、今季80周年への意気込み熱い和田監督率いる阪神です。ただし、上位3チーム(阪神、ヤクルト、巨人)は団子状態で、何処が抜け出してもおかしくありません。なお、先月までトップ争いに君臨していたDeNAは、なんと中日と最下位争いをする位置にまで、順位を落としてしまいました・・・。キヨシのゼッコウチョウシーズンは、夏だけだったのか?
一方のパリーグは、後半戦に入って、ソフトバンクの独走状態に。8月5日には、早々と優勝マジック「38」を点灯させてしまいました。8月末時点の優勝マジックは「M18」。このペースでマジックを減らしていくと、リーグ優勝を決める「Xデー」(優勝日予想)は、9月14日前後となりそうです。
ソフトバンクは、一軍だけでなく二軍もウエスタン・リーグで首位に立ち、4連覇に向けて順調に勝ち星を積み上げています。1強5弱のパリーグには、クライマックスシリーズは不要との嫌味や、高額な年俸の選手が居並ぶソフトバンクには、チーム総年俸に上限を設けて、その上限を超えた分を他球団に分配する「ぜいたく税」を導入すべきとの意見も出始めています・・・。高額年俸については、巨人も負けていないのですが!?。
ソフトバンクは9月16日、京セラドームで行われたオリックス・バファローズ戦に勝利し、優勝へのマジックナンバーは「1」に。そして、17日からは本拠地に移動して、地元ヤフオクドームでの4連戦。まずは西武ライオンズとの対戦ですが、ソフトバンクは4回に松田と長谷川の2者連続ホームランが飛び出すなど、5対3で西武を下し、2年連続17度目のリーグ優勝を決めました!。
9月17日のV決定は、1964年の南海、1995年のオリックスが優勝を決めた9月19日を抜き、リーグ史上最速です。工藤監督は、就任一年目にして、早くも9回宙に舞いました。(“クドウ”だから“9度”だそうです・・・。)
中秋の名月も、スーパームーンも過ぎて、とうとう各チームとも残ゲームは数ゲームに。
ここに来て、セリーグで首位に立ったのは、なんとヤクルト。優勝へのマジックナンバーは「1」です。次の試合で、勝つか引き分けで、負けても2位巨人が負ければ、優勝が決まります。3位に後退した阪神は、すぐ後ろに4位の広島が迫り、クライマックスシリーズ出場も危うい状態に。
一方のパリーグは、早々とソフトバンクが優勝を決めてしまったので、注目は個人タイトルに。最多安打の記録更新の期待がかかる西武の秋山は、なんと9月30日のオリックス戦で、プロ初の5安打の固め打ちで、2010年の阪神マートンが持つ歴代最多の214本に追いつき、最多タイの記録に。ソフトバンクの柳田は、26日のロッテ戦で左膝裏の内側に死球を受け、翌27日から3試合連続欠場。しかし、打率3割6分5厘で初の首位打者を視野に入れ、本塁打も自己最多の34本(リーグ2位)。同一シーズンで打率3割、30本塁打、30盗塁を記録する「トリプルスリー」をほぼ確実に。
そして、最下位の座には、セリーグではDeNAが、パリーグでは楽天が、それぞれ今シーズン初めて転落してしまいました。
ヤクルトは2日、本拠地の神宮で阪神との最終戦に臨み、延長11回、雄平のサヨナラ安打で2対1で勝ち、14年ぶり7度目のリーグ優勝を果たしました。
9月28(月)の試合で、首位のヤクルトが勝ち、2位の巨人が敗れたため、ヤクルトの優勝へのマジックナンバーは「1」となったものの、翌29日(火)は、ヤクルトが阪神に負け、巨人は試合がなかったためマジックは減らず。30日(水)は何れも試合なし。さらに翌10月1日(木)は、爆弾低気圧による風雨のため、セリーグの試合はすべて中止。結局、ヤクルトの優勝はM1から3日間も待たされてしまいました。そのためか、この日の優勝では、球団史上初となる神宮グラウンド上でのビールかけ祝勝会が行われました。
2年連続で最下位のヤクルトを、わずか1年で頂点に導いた真中監督は、7回の胴上げの後、優勝スピーチの締めくくりで、『ファンの皆さん、優勝おめでとうございます』と挨拶して、スタンドのファンを沸かせました。これは、前回リーグ優勝を果たした2001年に、当時の若松監督がスピーチした「名言」で、この年の流行語大賞の語録賞にも選ばれました。ちなみに、この2001年時のヤクルトは、続く日本シリーズでも大阪近鉄バッファローズを下して、4年ぶり5度目の日本一になっています。
順位 | オープン戦 | 4月末順位 | 5月末順位 交流戦前 |
6月中順位 交流戦後 |
7月中順位 前半終了 |
8月末順位 | 9月末順位 | 最終順位 |
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1位 | ![]() |
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2位 | ![]() |
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3位 | ![]() |
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4位 | ![]() |
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5位 | ![]() |
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※ 便宜上、1位~6位まで順位づけしていますが、同率のタイの場合もありますので、ご留意ください。
※ オープン戦は、そもそも試合数が少なく、チームによっても試合数が大きく異なるので、勝差の算出に無理がある点、ご留意ください(引分けの数が多いと、マイナスの値もあり得ます)。
※ 5月末は、5/26から始まる交流戦前の、序盤リーグ戦の最終試合となった、5/24時点の順位です。
順位 | オープン戦 | 4月末順位 | 5月末順位 交流戦前 |
6月中順位 交流戦後 |
7月中順位 前半終了 |
8月末順位 | 9月末順位 | 最終順位 |
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1位 | ![]() |
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2015年のプロ野球も、10月7日にセ・パ両リーグのレギュラーシーズンが全て終了し、個人タイトルが決まりました。
タイトル | セ・リーグ | パ・リーグ | CM | ||
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タイトルホルダー | 成績 | タイトルホルダー | 成績 | ||
首位打者 | 川端(ヤ) | .336 | 柳田(ソ) | .363 |
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最多本塁打 | 山田(ヤ) | 38 | 中村(西) | 37 | |
最多打点 | 畠山(ヤ) | 105 | 中村(西) | 124 | |
最多安打 | 山田(ヤ) | 193 | 秋山(西) | 216 | |
最多出塁率 | バレンティン(ヤ) | .419 | 柳田(ソ) | .469 | |
最多盗塁 | 山田(ヤ) | 34 | 中島(日) | 34 | |
最優秀防御率 | ジョンソン(広) | 1.85 | 大谷(日) | 2.24 | |
最多勝利 | 前田(広) | 15 | 大谷(日) | 15 | |
涌井(ロ) | 15 | ||||
勝率第1位 | マイコラス(巨) | .813 | 大谷(日) | .750 | |
最多奪三振 | 藤浪(神) | 221 | 則本(楽) | 215 | |
最多セーブ | バーネット(ヤ) | 41 | サファテ(ソ) | 41 | |
呉昇桓(神) | 41 | ||||
最優秀中継ぎ | オンドルセク(ヤ) | 33 | 増田(西) | 40 | |
福原(神) | 33 |
2015年のクライマックスシリーズは、10月10日(土)からファーストステージが、10月14日(水)からファイナルステージが、セ・パ同時に始まります。
2015年の日本シリーズは、10月24日(土)から、ソフトバンク vs. ヤクルトで、まずヤフオクドームで開幕します。
なお、日本シリーズ第1戦(24日・土曜日、ヤフオクドーム)の始球式は、ラグビーW杯で活躍した日本代表FB 五郎丸選手が務めるそうです。
→ 「五郎丸、日本シリーズ初戦始球式 福岡出身の本人も熱望」
例年であれば、対戦が決まった段階で、スポーツニュースや各紙で、解説者がチーム戦力の分析を踏まえつつ、どっちのチームが有利か予想するところですが、今年はなかなか予想解説が出てきません。
下馬評的には、どうみてもソフトバンクが有利です。交流戦で、セリーグを圧倒したパリーグの中でも、90勝49敗4分(勝率.647)と、別格の強さ。セリーグの各チーム相手の交流戦でも、12勝6敗(勝率.667)と、その強さを見せつけてトップでした。
この状況下、物知り顔でソフトバンクが有利とも言いづらいし、まさかヤクルト優位とも言えないのかもしれません。ここは一発、江川さんの『ヤクルト日本一』説を、期待しましょう!。当たれば、来季の巨人監督就任、決まるかも!?
今のところ唯一、デイリースポーツが、『今年はヤクルトが神宮で日本一』と予想していますが・・・、戦力分析を踏まえた予想ではないところがミソ・・・。
ここで、過去に65回行われた日本選手権シリーズの星取表を調べてみると、第4戦目までに3勝1敗0分の対戦成績となったケースは27回ありますが、全てのゲームで先に3勝したチームが日本一になっています。つまり、過去のデータ上は、ソフトバンクが日本一になる確率は、100%です!。
そして、第5戦目に勝って日本一になる確率は、59.3%。なお、第6戦目で決める確率は25.9%、第7戦目まで引きずる確率は14.8%です。