種まきの時期を逸したりしない様に、家庭菜園で日々すべき必要な作業を記した野菜栽培カレンダー(日誌)を作ってみました。
旧暦で11月の和風月名は「霜月(しもつき)」。まさに霜(しも)の降る頃です。現在の季節感とは1~2ヶ月ほどズレますが、季節としては 初冬(しょとう)に当たります(立冬(11/7頃)から大雪(12/7頃)の前日まで)。
長野では11月に入ると、朝晩は暖房器具が必要になります。そして早い年だと、11月下旬には初雪が降ります。おでんや鍋が恋しくなる季節ですね。家庭菜園での年内の畑仕事も、ほぼ終盤。大根や白菜が収穫期を迎えますので、大きく育った株から順番に収穫して、おでんや鍋料理を作りましょう(笑)。長ネギも、霜にあたって美味しくなってきます。
タマネギの苗を植え付ける適期が11月。種まきから約2ヶ月で、定植にちょうどよい大きさの苗に成長します。苗を購入する人は、植え付けに適した大きさ・太さの、元気な苗を選びましょう。欲張って大き過ぎる苗を選ぶと、抽苔し易いですよ…(汗)。植え付けたタマネギは、ほぼその状態で冬を越します。成長し始めるのは翌春になってから、収穫時期は5月から6月にかけてです。
寒い長野ではムリですが、関東以南の暖地であれば、11月でもまだ、エンドウ(絹さや・スナップ)やソラマメといった春野菜の種まきが間に合います。また、トンネルやマルチなど保温資材を活用すれば、コマツナや春菊、水菜など冬の鍋物に使える葉もの野菜の種まきも間に合うかもしれません。
私が住んでいる長野県長野盆地辺りでの、気候や風土に沿った野菜栽培の作業日誌です。お住まいの地域の寒暖によって、前後させてください。ちなみに、長野の「桜の開花日」(平年)は4月13日です。全国の主要都市のさくらの開花日(気象庁)を参考に、ずらす日数をご判断ください。
年によって日が異なる暦(祝祭や行事、二十四節気など)は、最も一般的な平年日に合わせています。
日 | 主な作業 | |
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11 月 上 旬 |
1日 | |
2日 | ||
3日 | トウガラシの収穫 | |
4日 | ショウガの収穫 | |
5日 | 結氷初日(平年) | |
6日 | ダイコン・ニンジンの収穫期入り(晩生種、貯蔵用) | |
7日 | 【立冬】 | |
8日 | ||
9日 | ||
10日 | ||
11 月 中 旬 |
11日 | タマネギ苗の定植 |
12日 | ||
13日 | ||
14日 | ||
15日 | 七五三 | |
16日 | ||
17日 | 雪初日(平年) | |
18日 | ||
19日 | ||
20日 | ||
11 月 下 旬 |
21日 | ハクサイの収穫期入り(晩生種、貯蔵用) |
22日 | 【小雪】 | |
23日 | ||
24日 | ||
25日 | アスパラガスの枯れ茎撤去焼却 | |
26日 | ||
27日 | ||
28日 | ||
29日 | ||
30日 | ダイコン・ハクサイの収穫完了(小さい白菜は葉を縛って畑に残す) |